2026年9月20日、北京市発展改革委員会、北京市経済・情報化局、北京市生態環境局は共同で、『北京市による使用済み動力電池のリサイクル企業の規範的かつ健全な発展を奨励するための若干の措置』を公布した。

本措置は、主に以下の10項目から構成されている。

グリーン技術の研究開発を強化

第一に、産学研の連携による共同研究を実施し、使用済み動力電池のリサイクル分野における重点実験室の整備を支援・推進する。第二に、国家グリーン技術取引センターのプラットフォームとしての役割を発揮させ、技術マッチングイベントを実施する。

パイロット試験・実証を支援

条件を満たす使用済み動力電池のリサイクルに関する技術、プロセスおよび製品について、パイロット試験プラットフォームの整備を支援する。

先進技術・製品の普及・応用を支援

第一に、使用済み動力電池関連の初号機(セット)となる技術・設備への支援を強化する。第二に、グリーン・低炭素型の先進的な使用済み動力電池のリサイクル技術の普及・啓発を強化する。

標準化された回収・輸送システムの構築を支援

第一に、回収サービス拠点の配置を標準化する。第二に、条件を満たす集中保管型回収拠点の整備、および退去後の空きスペースを活用した回収拠点の改修・整備を支援する。第三に、動力電池および新エネルギー自動車メーカーから発生する使用済み動力電池は、法令・規定に基づき、総合利用企業に引き渡して処理するものとする。

グリーン・低炭素型の総合利用水準の向上に注力

第一に、高エネルギー消費・高排出プロジェクトの建設を厳禁とし、グリーン・低炭素型の新技術を活用した総合利用モデルプロジェクトの実施を奨励する。第二に、グリーン電力の積極的な利用を奨励し、企業によるグリーン電力の市場取引への参加を支援する。第三に、再生材料の認証・利用を推進し、再生材料の利用比率を高める。

京津冀(北京・天津・河北)地域の産業協同発展を深化

第一に、使用済み動力電池のリサイクル産業の発展を、京津冀地域のスマートコネクテッド新エネルギー自動車産業クラスターの構築に関する一体的な計画に組み込む。第二に、電池メーカー、回収業者及び総合利用企業間の連携強化を奨励・促進する。

業界団体の発展を支援

市場主体が地域における使用済み動力電池のリサイクル循環システムを積極的に構築することを奨励するとともに、業界団体の北京での発展を奨励する。

標準化を強化

第一に、企業が各種標準の策定・改訂に参加することを奨励する。第二に、使用済み動力電池の全ライフサイクルにおけるカーボンフットプリントの算定方法を検討・研究し、使用済み動力電池のリサイクルに関連する炭素排出削減方法論の研究を支援する。

監督・法執行を強化

北京市のリチウム電池監督情報システムの構築を加速させ、合同法執行の特別行動を実施する。

金融・税制面の支援を強化

第一に、エクイティファイナンスおよび金融機関による支援の拡大を促し、保険機関による関連保険商品の開発・普及を奨励する。第二に、資源の総合利用に関する税制優遇措置を着実に実施する。