明文化フォーラムが7月13日に、北京市昌平区に位置する世界明文化交流センターで開幕した。今回のフォーラムは「多彩大明・盛世華章」をテーマとし、メインフォーラムに加えて、6つのテーマフォーラム、1つの国際シンポジウム、5つの文化財展覧会及び4つのサブイベントであるシリーズ文化活動から構成された。同フォーラムの開催期間中、600人以上の国内外の専門家や学者が明文化の過去と現在をめぐって語り合った。

フォーラムの会場　写真提供：昌平区党委員会宣伝部

特筆すべきは、同フォーラムの開催日とともに2日間にわたって開催された「明韻風華 国の重宝――明時代の希少な文化財特別展」。同展では、宮廷の重要な器具をメインに展示し、金糸翼善冠と皇后の鳳冠に加えて、董其昌の書道作品の真筆、皇史宬金匱（皇室公文書庫で昔の公文書を収蔵するための金属とクスノキ製の箱）、『永楽大典』嘉靖帝の時代の副本といった一連の非常に貴重な国宝文化財など、10か所以上の国内の文化博物機関から100点以上の逸品が展示された。観客の鑑賞需要を満たすために、同フォーラムが閉幕した後も、文化財特別展で展示される大部分の文化財は明の十三陵定陵景勝地内の文化財展示ホールに移転され、市民は定陵景勝地のチケットを購入すれば鑑賞できるようになる。

万歴皇帝金糸翼善冠　写真提供：昌平区党委員会宣伝部

また、メインフォーラムでは明文化文化・博物・観光複合施設の設計プラン募集計画が発表された。同プロジェクトは昌平区十三陵鎮に位置し、周辺には明の十三陵、居庸関長城、銀山塔林、白浮泉遺跡、八達嶺アウトレット、楽多港、未来科学城、南口産業パークなど、豊富な文化観光資源、商業・サービス資源、科学研究産業が分布している。

同プロジェクトは完工後、明文化を核心とし、世界で最も有名な明文化交流拠点、中国で最も影響力のある明文化テーマ展示区、首都北西部の世界遺産特色文化博覧観光商圏を目指して整備し、世界中の設計機関、設計者個人、設計チームに向けて、同プロジェクトの運営計画と機能・業態の検討、都市設計、重要段階の設計を内容とする設計プランの募集をスタートする。

情報提供：中央広播電視総台CRI Online