2024年文化遺産保護デジタル化国際フォーラムが北京で開幕

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2024-07-18

7月16日、2024年文化遺産保護デジタル化国際フォーラムが北京中関村国際イノベーションセンターで開幕した。世界20か国・地域から215の大学、文化機関、科学技術イノベーション志向型企業の代表者308名が参加し、デジタル遺産の新技術と新モデルに焦点を当て、科学技術イノベーションによる文化遺産保護の質の高い発展について議論した。開幕式では「中国・ギリシャデジタル遺産共同ラボ」の設立に係る調印が行われた。

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中国・ギリシャデジタル遺産共同ラボ設立に関する調印式(写真提供:主催者)

今回のフォーラムは「再構築:デジタル遺産の新たな質の生産力」をテーマに掲げ、歴史都市、人工知能、デジタル石窟寺院、考古遺跡、三山五園などのテーマ別セッション、そしてギリシャ、カナダ、韓国、イタリアの4か国の専用セッションが設けられ、文化領域における国際協力と文明交流・相互参照を拡大する。4日間にわたる会期中は、14分野にわたる100本以上の専門レポートと事例が相次いで発表される。

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会場の様子(写真提供:主催者)

文化遺産保護デジタル化国際フォーラムは2010年に創設され、現在ではデジタル遺産分野におけるグローバルかつオープンな交流プラットフォームとして発展した。フォーラムに参加した専門家の多くが、今回のフォーラムは各国間のデジタル文化遺産保護における協力を強化する貴重な機会を提供したと評価した。韓国科学技術研究院の上級研究員であるHyeseung Shim氏は、「フォーラムを通じて、デジタル文化遺産分野における専門的な学術理論を伝えるとともに、博物館の建設に関するリアルな事例も共有された。豊富な研究成果は各国が遺産保護分野での協力・交流を今後どう深化させるべきかを考えるためのヒントを与えてくれた。今回のイベントは非常に大きな意義があると思う」と述べた。

(情報提供:中央広播電視総台CRI Online)

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