今年の中秋節の連休期間中、北京市内の公園や中国園林博物館では、科学普及・研学活動や無形文化遺産の展覧会、インタラクティブな体験などをテーマにした多種多様なイベントが開催される予定である。

日中にかけては、パフォーマンスイベントが約20回開催される。香山公園では漢服体験イベントが開催されるほか、園内のメインストリートでは古風な舞踊や、マナーを紹介する展覧会などの巡回パフォーマンスや巡回展が行われる。紫竹院公園では曲芸の特別公演が開かれ、中秋を迎える喜びと祝福を来園者に届ける。このほか、中国園林博物館では民族音楽の無料公演、頤和園では第23回キンモクセイ文化展がそれぞれ開催される予定である。

頤和園のキンモクセイ文化展（資料写真）（写真提供：北京市公園管理センター）

また、夜間も観賞イベントが複数の公園で賑やかに開催される。北海公園では夜間の盆栽鑑賞や文芸公演、無形文化遺産の展覧会などのイベントが行われ、来園者は伝統文化や現代芸術を身近に体験することができる。中秋節の夜、景山公園の寿皇殿庭園などでは、ライトアップイベントが開催され、公園の古典的な魅力を一層引き立てる。陶然亭公園では、中秋の夜に展覧会や演奏会が開催される。湖心亭では『月亮代表我的心』や『ムーン・リバー』などの名曲が演奏され、来園者を目と耳の両面から楽しませる。

中秋節の連休期間中、市内の公園の展示エリアでは「公園からのプレゼント」と題した美しい景色を存分に堪能することができる。国家植物園（北園）では秋の植物をテーマにした手工芸品やクリエイティブグッズを取り揃えたマーケットが開かれる。さらに、来園者は桂花糕などの秋ならではのグルメも楽しむことができる。北京動物園ではクリエイティブグッズマーケットが開かれ、パンダをテーマにした特製コールドドリンクや北京動物園ファミリーのIP製品が一堂に展示される。北海公園の仿膳広場では「北海金秋」マーケットが開催される。

中軸ツアーが引き続き人気を集める中、市内の公園内の文化財スポットでも中秋節特別イベントが開催される。景山公園では「紫禁の頂上から中軸線を望む」体験、天壇公園では「中軸線上の園林」と題した自然観察イベントなどが行われる予定である。多彩なイベントを通じて、来園者は伝統的な祝日に北京の中軸線をより深く探索し、中華文化の奥深さを体験することができる。

（情報提供：新京報）