「未来への対話:中国・欧州・アメリカにおける文明交流と平和発展」円卓会議、フランスで開催

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2025-05-25

現地時間5月23日、「未来への対話:中国・欧州・アメリカにおける文明交流と平和発展」と題した円卓会議がフランスのパリで開催された。中国、フランス、イタリア、アメリカなどから文化・芸術・学術界関係者50人以上が参加し、活発な議論を展開した。

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中国・欧州・アメリカの専門家が「異文化間の相互理解を如何に促進するか」と題した

サブフォーラムで発言する様子

本フォーラムでは、「異文化間の相互理解を如何に促進するか」「博物館と文化機関の未来」「美美与共(ウィンウィン関係を構築する):中欧が共に語る中軸線」などのテーマを巡り、参加国の各代表者らは、緊張と不確実性が高まる時期においてこそ、文明間の結びつきが一層重要になるとの認識で一致する。中国・欧州・アメリカは国際社会に重要な影響力を持つ存在として、文化交流の価値を重視し、現代社会が直面する課題解決のヒントを得るとともに、相互理解を深めるべきであるとした。特に、博物館と文化遺産は文明間対話と相互学習における重要なプラットフォームであり受け皿であると指摘し、中国・欧州・アメリカの文化機関が連携して、展示物の相互貸与や巡回展の共同開催を推進し、先端技術を活用した文化財保護や展示手法に関する知見交換を強化することで、文化遺産が有する現代的価値をより効果的に発信し、博物館の多様な役割を発揮させるべきだとの共通見解を示した。

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中軸線をテーマにした写真展、パリで開幕

同フォーラムの関連イベントとして、「北京中軸線-中国の理想的な都会秩序の傑作」と題した写真展が同日パリにて開幕した。本展では、約100点の厳選された優秀な写真作品を通じて、北京中軸線が体現する中華文明の顕著な特徴を紹介している。

中欧国交樹立50周年にあたる今年、同会議は「政府の参画、シンクタンクによるプラットフォーム構築、文化による価値創造」と掲げたモデルに基づいて、博物館間対話を通じて世界の平和と発展に寄与するとともに、国際交流の拠点としての北京独自の優位性を際立たせ、人類運命共同体の構築推進に貢献する取り組みとなった。

(情報提供:北京発布)

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