端午節の連休期間中、北京市は民俗体験に焦点を当て、「無形文化財・端午節」シリーズイベントを開催する。さっそくチェックしよう。
香山公園では「香山奇妙夜」と無形文化財マーケット、頤和園、天壇公園、順義公園では匂い袋作りや五彩縄編み体験、陶然亭公園では伝統的な投壺(中国の宴会の余興用のゲーム)体験、円明園遺跡公園では掐絲(金糸をはめ込む作業)琺瑯の着色技術や縄編み、宋時代の高級絹織物「宋錦」の織物体験などの無形文化財体験ができる伝統文化イベントが、北京市内の公園で100種類以上開催される。
各区の観光名所でも多彩なイベントが展開される。古北水鎮ではちまき作り体験コーナーを設置し、ちまきの早食い競争を開催するほか、ドラゴンボートの綱引き大会や「点額」(額に雄黄酒を塗る厄除け)、「五彩縄」(五色の糸を腕に巻く厄除け)、匂い袋作りなど伝統民俗体験コーナーなどが設けられる。

雲峰山景勝地では、陸上で行う親子ドラゴンボートレース、願いを込めて作る五彩縄編み体験、手描きの凧作り、森林の中で楽しむ映画鑑賞など、特色のあるイベントが開催される。
百花山景勝地では、端午節の祈願行事や漢服体験イベントを実施するほか、SNS映えスポットや、厳選した漢服を無料で着用できる体験プログラムを用意する。
野鴨湖国家湿地公園では、湿地の葦の葉を使った「エコちまき」作りと特製の五彩縄を組み合わせた体験ができ、さらに湿地をテーマにした文化マーケットも楽しめる。
端午節の連休期間中、明十三陵の定陵と長陵景勝地では、「皇室の端午節」行事を体験できる特別プログラムを用意する。参加者は漢服を着用したパレード体験や、漢方薬を詰めた厄除け匂い袋作り、五彩縄編みなどが楽しめる。さらに、定陵の地下宮殿では、臨場感あふれる没入型歴史劇場を体験することができる。
(情報提供:新京報、「文旅北京」・「古北水鎮観光」・「密雲文旅」WeChat公式アカウント、北京市房山区文化旅游投資発展有限責任公司、北京昌平文化旅游発展グループ有限責任公司など)