6月23日、北京市省エネルギー普及週間の開幕式が西城区新動力金融科技センターで開催された。式典では、北京市西城区グリーン電力金融総合サービスステーションの開所式が行われ、北京市にグリーン電力金融総合サービスステーションが設置されるのは今回が初めてとなる。
公開された資料によると、グリーン電力(再生可能エネルギー電力)とは、生産過程における二酸化炭素排出量がゼロ、またはゼロに近い電力を指し、主に太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを主要な供給源としている。グリーン電力の整備推進は、エネルギー転換を加速させ、炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラルを実現するための重要な施策である。
西城区をモデル地区としてグリーン電力金融総合サービスステーションを設立する同取り組みは、北京市のグリーン電力分野におけるビジネス環境のさらなる改善を図る重要な施策であり、区内の中央政府機関、中央企業および金融機関本部においてグリーン電力利用のモデルケースとして先導的役割を果たすことが期待される。
行政サービスホール内に設置されたサービスステーションでは、顧客担当マネージャーによる兼務駐在型サービスを採用し、専門機関のネットワークを活用して難解な問題に対しリモートサポートを提供する仕組みを構築することで、関係各所の人件費・資金コスト削減と業務効率化を同時に実現している。さらに同ステーションではグリーン電力証書・北京炭素排出枠(BEA)・中国認証排出削減量(CCER)の統合口座開設機能と金融商品提案・契約型エネルギー管理(EPC)支援機能を「ワンストップサービス」として提供することを目指している。
(情報提供:北京商報)