WTTチャイナ・スマッシュ2025は、9月25日から10月5日まで石景山区の首鋼アイスホッケー館で開催される。大会期間中には「WTTユース大会」も同会場で同時に行われ、これは中国で初めての開催となる。

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チケット販売は段階的に実施される。初回販売は9月5日午前10時から開始され、第2次販売の日時は大麦網の公式サイトで案内される予定だ。観客は大麦アプリまたはWeChatミニプログラムを通じて実名で購入できるほか、海外の観客は香港Cityline公式サイトやアプリからもスムーズに購入できる。なお、WTTユース大会については無料で一般公開され、予約受付は9月25日午前10時より「一起乒乒乓乓(一緒にピンポン)」ミニプログラムで開始される。
観戦体験を高めるため、大会では3つの改善策が導入される。第一に、首鋼アイスホッケー館の競技場を3面ステージから4面ステージにアップグレードし、観客収容人数を約10%増加。第二に、複数の試合を連続で楽しめる「1日通し券」を導入。第三に、チケット購入者の特典を拡充し、チケットを購入した観客は身分証明書の提示により「再入場」が可能になる。これにより、食事や休憩のため一時的に外出しても再び入場できるようになった。また、チケット保有者は「グランドスラム・パーク」に無料入場でき、首鋼パーク内で同時開催されるイベントにも参加可能。さらに、チケットの半券を提示することで、石景山区内の主要商業エリアや北京市内の一部人気商業エリアで特別割引を受けられる。
大会ではデジタル技術を活用したスマートサービスにより、観戦の利便性を向上させる。観客は「一起乒乒乓乓(一緒にピンポン)」ミニプログラムを通じて、大会日程、会場案内、サービスガイド、チケット予約などをワンタッチで確認できる。また、近日中に正式リリースされる「石景山スマート観光AIアシスタント」は、多言語対応とマルチモーダルQ&A機能を備え、「観戦+観光」という新しい体験を提供してくれる。
大会期間中、石景山区は観光部門と連携し「WTTスマッシュとともに旅行しよう」と題した観光ルートやお得なパッケージを提供する。これには、市内初となる地域型「都市文化観光年間パス・秋冬特別版」が含まれ、110以上の観光地入場券、研修コース、商業娯楽消費特典をカバーする。さらに、WTTのチケットを提示すれば、区内60以上のホテル、10以上の文化観光施設、100種類近くの「石景山ギフト」で特別割引を受けられる。加えて、オンラインを通じて300万元分の飲食・宿泊クーポンが配布される。同時に「2025中国国際キャンディフェスティバル」「模式口ラクダベル音楽カーニバル」、「石景山遊園地京彩ランタンフェスティバル」などのイベントも開催。5つのテーマ観光ルートが発表され、「石景山区文化観光スクラッチマップ」も提供される予定で、グルメ、クラフトビール、テクノロジー観光など多彩な体験が盛り込まれる。
情報提供:中新網 北京日報