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2021年10月3日までに、北京市の地下鉄全駅にAED設置がし、同時に新規開設路線の駅へのAED設置も完了されました。地下鉄の保安検査場や改札口には、駅構内のAED設置場所を示した地図が目立つところに掲示されています。地下鉄駅で気を失い倒れている人を発見した場合、又はこの旨通報を受けた場合は、駅員がすぐさまAEDを現場まで持ち込んで対応し、医療関係者を探す駅アナウンスを流し、同時に120番、999番に電話して救急要請します。

AEDとは?
AEDは、心拍リズムの異常を自動的に判断し、電気ショックを与える救命装置です。心停止状態の患者に救急処置を行う場合の救命率は、手による心肺蘇生よりもはるかに高いです。AEDの最大特徴は、使用者が専門的な知識が必要だということで、一定期間の講習を受ければ、この「救命神器」を使えられます。

 
倒れたひとを見かけたら、どうすればいい?
1.周囲の安全を確認し、声をかけながら肩をたたいて意識があるかどうかを確認しましょう。
2.反応がない場合は、120番に電話して助けを求め、AEDを用意します。
3.呼吸を確認します(5~10秒)。正常な呼吸がない場合は、直ちに心肺蘇生を実施します。
4.AEDを倒れている人の近くに置き、電源を入れたら、倒れている人の胸に電極パッドを貼り付けます。貼り付ける位置についてはAED電極パッドに示されているイラストをご参照ください。
5.AEDが心拍を自動解析しますので、音声指示にしたがって操作してください。

AED使用ガイド
1. 本体の電源を入れます。ケースを開けると電源が入るタイプや、電源ボタンを押す必要があるタイプがあります。
2.電極パッドを正しく取り付け、ケーブルを接続します。電極パッドに表示されている貼り付け位置にしたがって、右鎖骨下の胸骨の横に1枚、心臓の先端の外下方にもう1枚貼り付けます。
3.AEDが自動解析を行います。
*装置の誤判断を防ぐため、患者の身体に触れないように注意してください。3~6秒以内に、装置が患者の心臓の状態を解析し、音声で知らせます。
4.除細動の充電・放電処理
自動解析終了後、装置は自動的に充電され、放電ボタンが点滅します。このボタンを押せば放電処理は完了です。

*感電を避けるため、素手、素肌で患者の皮膚に触れないように注意してください。 

(情報提供:北京市交通委員会公式サイト、新京報)