このほど、北京市における高架下スペースの整備・改善に向けた3カ年プロジェクトが全面的に完了し、市内346カ所の高架橋エリアを対象とした整備・改良工事がすべて終了した。

改修後、天寧寺橋の高架下スペースに新設された親子向けスペースや遊具
3年間にわたる体系的な整備を経て、北京市全域の高架下スペースにおける各種整備は目覚ましい成果を上げた。市内全体で高架下仮設建物4万7000平方メートル、老朽化した柵7万3000メートルを撤去し、乱雑な架空配線5万7600メートルを整理したほか、道路舗装の改修は73万2000平方メートルに及び、新たに6505平方メートルの緑地を整備した。また、潜在的な空間資源を継続的に掘り起こし、累計で1万3373台分の駐車スペースを改修するとともに、7928台分を新設し、都市の既存空間を効果的に活用した。

天寧寺橋下のバスケットコートでシュート練習に励む子供たち
新エネルギー車の充電ニーズに対応するため、北京市は地域の実情に合わせ、安全性を最優先とする方針のもと、高架下への充電設備整備を着実に進め、環境に配慮した利便性の高い市民向けサービスの提供範囲を拡大し続けている。
また、一部の高架橋周辺や高架下駐車場では、歩行者施設の不足、案内標識の不備、バリアフリールートの未整備といった課題があったことから、市内全域で詳細な実態調査を実施し、47基の高架橋と141箇所の地点を対象とする整備台帳を作成した。歩行者・自転車の通行動線の改善や交通案内標識、バリアフリー機能の充実を継続的に進めるとともに、関係部門が連携して秩序維持や利用マナーの周知を日常的に行い、安全で快適な歩行環境・自転車通行環境の整備を進めている。

改修を経て、統一的な計画がなかった19箇所の敷地を9つの駐車エリアへ再編・整備した菜戸営橋一帯
中心市街地の重点整備エリアである豊台区では、高架橋エリアの総合的な管理と環境改善を高い水準で推進している。3年間で26カ所の高架橋エリアの整備と8カ所の高架橋エリアの環境改善を完了し、高架下管理施設708室(延べ約1万6000平方メートル)と老朽化した柵1万4000メートルを撤去した。また、高架下にはプランター1500基と総延長1300メートルの花壇を整備し、約12万平方メートルの質の高い公共空間を創出するとともに、一般利用向けの駐車スペース2700台分を新設した。これにより、高架下スペースにおける雑然とした景観や資源の有効活用不足、機能不足といった従来の課題が大きく改善された。
情報提供:新京報