首鋼園の活動には以下のような特徴がある。第一に、トップレベルデザインの国際化。冬季オリンピックのけん引役と産業遺産の保存・活用を特徴とし、国際的な影響力を持つ都市型産業コミュニティの位置づけを明確にするため、専門機関と連携し共同研究を行っている。第二に、パーク機能の都市化。国際人材コミュニティのコアエリアにおいて、地下鉄M11号線と商業・ビジネスを緊密に結び付け、ハイエンドの国際人材マンション、健康管理、保育などの国際化サービス施設の整備を計画している。第三に、関連施設の高度化。冬季オリンピック施設が相次いで使用開始され、スマート・コミュニケーション・ハブやクラウド放送などの新しいインフラプロジェクトが続々と始動し、無人自動車などのAIモデルアプリケーションを徐々に導入し、カフェやビール醸造所、国際ホテルなどのビジネス施設が次々とオープンされている。第四に、国際的な広報活動の体系化。冬季オリンピックを機に、「沸雪ワールドカップ」、「一帯一路グローバル・ユース・リーダーシップ」を開催したほか、海外での広報チャネルの構築を積極的に検討している。第五に、事業プラットフォームの多様化。僑夢苑海外院士・専門家ワークステーションでは、22人の海外院士・専門家と11社の企業を誘致した。中欧イノベーションパークの建設では、一連のプロジェクトの備蓄ができており、騰訊(テンセント)体育、当紅斉天、インテル冬季オリンピックイノベーションセンターなどの優良プロジェクトが次々に実行に移された。
新首鋼国際人材コミュニティは、初期の取り組みを重ねたことにより、国際化された都市の姿がすでに見えてきた。今後は、次の3つの事項を達成させることに重点を置く。まず、空間キャリアの建設と関連サービスの配置を整備すること。次に、サービス産業の開放拡大の方針を着実に実施し、2022年の北京冬季オリンピックへの貢献という貴重な機会を生かし、スポーツ、文化、科学技術の分野での交流・協力を拡大すること。そして、革新・起業プラットフォームの構築を確実に行い、中欧イノベーションパークの建設を加速させ、グローバル人材のキャリアプラットフォームを継続的に拡大すること。以上3点を視野に入れ、新しい時代の首都の都市再生に向けた新しいランドマークを築くべく全力を尽くす。
(情報提供:北京日報)