北京印刷学院、デジタル技術で文化交流の新たな架け橋へ

japanese.beijing.gov.cn
2025-11-04

11月1日、北京印刷学院にて「2025年同窓生年次帰校イベント」と、「北京の軌跡を巡り、中軸線を感知する」ミニプログラムの発表会が開催された。

1.png

参加者全員の記念写真   写真提供:北京印刷学院

「北京の軌跡を巡り、中軸線を感知する」ミニプログラムは、北京印刷学院が実施する2025年度北京市教育委員会国情教育プロジェクトの重要成果である。同プロジェクトには、北京印刷学院と北京大学を含む北京市内12の大学から28カ国の外国人留学生77名が参加し、現地調査やセミナーを通じて文化的所感を深めた。関係者によると、同ミニプログラムは抽象的な文化遺産を、感知・操作・共有可能なデジタル体験へと変換し、留学生コミュニティによる情報発信を通じ、北京中軸線の「世界的文化シンボル」としての確立を推進していく方針だ。

会場では、学長をはじめとする学校関係者や来賓が出席し、留学生に対して「北京留学」国情教育実践課程の修了証書を授与した。「留学北印」ブランド大使の委嘱状を交付するほか、留学生代表が2025年度「留学北印」優秀プロモーション担当者に任命された。

2.png

パキスタン人同窓生のフセイン・ムハンマド・タルハさんが、CRIオンラインの取材に応じた様子

「留学北印」ブランド大使を務める2016年度卒業生のパキスタン出身のフセイン・ムハンマド・タルハ氏は、北京印刷学院での留学経験ならびに同校へ寄せる深い思いについて語った。彼は、「北京印刷学院は、私にとってキャリアの出発点であるだけでなく、人間として成長する機会を与えてくれた第二の故郷でもある」と述べ、文化交流活動に積極的に参画し、「留学北印」ブランドの発信を通じて、国内外の学生をつなぐ架け橋として貢献していきたい旨を表明した。

3.png

バングラデシュ人同窓生のアハメド・MD・サビルさんが

CRIオンラインの取材に応じた様子

バングラデシュ出身の同窓生、アハメド・MD・サビル氏は、北京印刷学院での学部課程から北京大学大学院博士課程へと進んだ自身の成長の軌跡について紹介し、メディアの力を活用し、誤解や偏見を解消しながら、中国とバングラデシュ両国の相互理解を促進する架け橋として活動してきた経験を語った。彼は「北印は、私の成長を支え続けてくれた重要な支柱だ」と述懐し、今後はより質の高い発信・コンテンツ制作を通じて、「留学北印」のブランドの認知向上に一層貢献していきたいとの意向を示した。

4.png

メキシコ人留学生のナンシー・エレラ・タピアさん

5.png

タンザニア人留学生のズベリ・カイラト・イブラヒムさん

メキシコ出身の留学生、ナンシー・エレラ・タピア氏は、「北京で自分の居場所を見つけた」と語り、本プロジェクトを通じて北京に息づく文化の奥深さへの理解を一層深めることができたと述べた。2025年度「留学北印」優秀プロモーション担当者に選出された彼女は、北京に対して特別な愛着を抱いているとし、「北京の軌跡を巡り、中軸線を感知する」ミニプログラムを通じて、人々がより真実で、多角的で、そして魅力にあふれた北京の姿を発見できるよう願っています」と思いを語った。

6.jpg

「北京の軌跡を巡り、中軸線を感知する」ミニプログラム二次元コード

情報提供:CRIオンライン

関連書類