北京動物園のジャイアントパンダ新館が7月16日に正式オープンし、「萌蘭(モンラン)」を含む10頭のジャイアントパンダが一般公開されている。

ジャイアントパンダ「萌蘭」
新館は旧館の東側に増築され、古典庭園をイメージした配置が採用されている。遊歩道で中庭やレインガーデンをつなぎ、没入感のある観覧を楽しめる空間となっている。約1万3000平方メートルの敷地には4つのテーマエリアが設けられ、ジャイアントパンダの生息環境を再現。木登り用の遊具や水遊び用の池も備えられ、まるで森の中で暮らしているかのような環境が整えられている。中国初となるグリーンビルディング最高評価の3つ星を取得した動物施設として、新館は低炭素・循環型の理念に基づいて建設され、環境配慮型の建材を全面的に採用した。さらに、先進的な温度制御システムや換気システムにより、ジャイアントパンダの生態に適した快適な飼育環境を実現している。また、「スマート獣舎管理システム」を新たに導入し、防犯や健康モニタリング、飼育環境の自動管理を行うほか、ミスト散布システムによりジャイアントパンダの暑さを和らげることができる。
観覧体験も大きく改善された。新館では環状の観覧ルートを採用しており、休日や連休の大幅な混雑緩和が期待される。また、来園者の動線と飼育・管理スタッフの動線を立体的に完全分離することで、安全な観覧環境を実現している。
新館のオープンに伴い、展示構成も見直された。今後は新館とアジア大会館が一般公開施設として運営され、五輪館はバックヤードエリアへと転用されるため、当面は一般公開されない。また、新館では展示場所のローテーション制が導入されるため、訪れるたびに異なるジャイアントパンダに出会える可能性がある。
新館のオープンに合わせ、開館記念の限定デザイン入園券も発売された。中国風デザインの愛らしいジャイアントパンダのイラスト2種類を採用した特別仕様となっている。また、施設周辺の商業施設も全面リニューアルされ、各種文化クリエイティブグッズや特色あるドリンク、ジャイアントパンダをモチーフにしたアイスキャンディー、パンダラテアートのコーヒーなどが販売され、観覧とあわせて楽しむことができる。
開園時間(繁忙期)
動物園:7:30~18:00
ジャイアントパンダ館:8:00~18:00
入園料金(繁忙期)
・動物園共通券(パンダ館入館券1回分付き):一般券19元/割引券9.5元
ジャイアントパンダ館単独入館券:一般券5元/割引券2.5元
情報提供:「北京日報」WeChat公式アカウント、北京動物園