北京、夏休み限定観光バス再拡充 人気観光地50か所以上を網羅

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2025-07-16

夏休みに入り、北京は全国有数の人気観光地として、学生旅行や家族連れ、外国人観光客など複数の客層の観光ピークが見込まれている。

こうした需要に対応するため、北京市は観光バス路線を最適化し、通常路線と時間帯をずらして運行している。現在、市内では計39の観光路線が開通し、故宮博物院や頤和園、八達嶺長城、古北水鎮、北京副都心の三大文化建築物(北京芸術センター・北京城市図書館・北京大運河博物館)、ユニバーサル・北京・リゾートなど50カ所以上の人気観光地をカバーしている。

「大美中軸線」観光バスが夏休みの目玉となっている。この路線は新型のレトロな「チンチン電車」を採用し、昼間と夜間の2路線で運行しており、観光客は古都の千年にわたる文化を体感できる。

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都心6区の専用路線では観光スポット直結ネットワークを構築しており、そのうち観光路線20番は頤和園、円明園、清華大学、北京大学を結び、2025年5月1日から10月5日までの祝祭日に運行する。また、頤和園発オリンピック観光バスは毎日14時から17時まで運行し、頤和園から国家体育場まで直結している。

郊外専用路線では予約制エコツアーを展開している。観光路線19番は宋家荘ターミナルから北京野生動物園に直結し、祝祭日限定の予約制で運行する。八達嶺長城観光直行バスは東直門ターミナル発と蓮花池(西苑経由)発の2路線から選択でき、「北京旅遊集散中心」公式サイトまたはWeChatミニプログラムで利用日の前日までに予約する必要がある。

市街地の交通ネットワークに加え、北京市交通当局は郊外観光の交通対策を強化し、観光地と連携して特色あるイベントを展開している。古北水鎮では東直門発の観光バスや懐密線S5列車など7種類の交通手段が利用可能である。さらに、7月1日から8月31日にかけて「おとぎの国・古北アドベンチャーカーニバル」が開催され、テーマコンサートや無形文化財に登録された手工芸品の手作り体験などを通じて、親子連れに向けた没入型観光イベントを展開する。また、観光地の入場券を提示すると、司馬台長城の1日入場券が特典として配布される。

(情報提供:北京交通)

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