11月9日、北京市中心部と「都市副都心」を初めて結ぶ水上航路の就航が開始された。同航路は北京・壩河の「頤堤港湾」埠頭を起点として、将台、酒仙橋、東壩、金盞などの核心地域と温榆河を経由し、「都市副都心」の大運河水域に至る全長28キロメートルで、北京市街地で最長の水上路線となる。現在のところ、壩河の「頤堤埠頭」から温榆河までの区間15キロメートルが試験運航段階にあり、沿線4つの水門はすでに建設を完了している。

本航路は四季折々の美しさを見せ、「移動する水上の回廊」となっている。春には山桃やヘキトウ(碧桃プルヌス・ペルシカ'デュプレックス')の花が競い合うかのように咲き誇り、秋には金色に染まるイボタノキや、オレンジ色に輝くメタセコイアの林が、まるで絢爛たる油絵のような景観を織りなす。さらに、川岸沿いには一年を通じてオオアラセイトウ(紫花菜)やコスモスが咲き誇り、訪れる人を魅了する。

また、多くの人気商業エリアや文化クリエイティブパークを結ぶ「お宝ルート」として注目されている。郎園Stationでは書店やカフェが揃った川辺の景色と緑を楽しんだり、「798」・「751」芸術区や麗都商業エリアにも気軽にアクセスできる。芸術鑑賞後、トレンディなショップでの買い物や食事も楽しめ、すべてを一度に体験できるのが魅力。水と都市が融合した新しい商業ランドマーク「北京太古坊」も見逃せないスポットとなっている。
岸辺での水辺体験も充実している。現在、壩河の両岸に整備された全長21キロの親水遊歩道が整備され、13の橋下の空間も通行可能になった。サイクリングであろう散策であろう、スムーズに移動できるようになった。将来的に43.4kmまで延伸される予定となっており、今後も見逃せない。
(情報提供:北京朝陽 央視新聞アプリ)