北京市、初の「無形文化遺産工房」がお披露目

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2025-12-03

北京市文化・観光局は2025年11月、第1弾となる「北京市無形文化遺産工房」のリストを正式公表し、北京工美集団有限責任公司、北京石光長城民宿有限公司、北京市豊台区巧娘手工芸発展センターなど25機関を認定した。

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今回選ばれた機関には、栄宝齋、呉裕泰、便宜坊といった老舗企業の工房が含まれ、成熟した技術とブランド力をいかしてスケールのある継承体制を展開。あわせて、石光長城民宿、巧娘手工芸発展センター、山縁民間伝統手工芸品など地域に根ざした工房も選ばれ、農村の雇用や観光と結びつけながら、無形文化遺産を現代の暮らしに取り入れる取り組みを進めている。

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多くの工房が体験エリア、学習プログラム、テーマ飲食、文化空間などを通じて、技を見られ、学べ、買え、味わえる場を提供する。北京市琺瑯廠有限責任公司や北京一得閣墨業有限責任公司などの会社は、景泰藍(七宝焼き)や一得閣の墨づくりといった代表的な無形文化遺産を核に、多機能型の体験空間を整備している。北京龍順成中式家具有限公司は、金隅龍順成文化クリエイティブ産業パークを拠点に、京作家具博物館・学習プログラム・修復センターを一体化し、京作堅木家具の現代的な利用シーンへの浸透を促進。北京工美集団「予尋京喜」無形文化遺産空間は、従来のショーケース展示を超え、掐絲琺瑯(有線七宝)、北京刺繍などのインタラクティブ体験を用意している。北京便宜坊烤鴨集団は、「マスター・ワークショップ+技法アーカイブ+現場学習」の組み合わせで、来場者が伝統の味を楽しみながら、悶炉(メンルー)式北京ダックの中核工程を学べるようにした。

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情報提供:「文旅北京」WeChat公式アカウント

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