(五)優れたガバナンス、共同ガバナンス、法治を強化し、都市の管理能力と管理水準を継続的に向上
交通総合管理が新しい成果を得られるよう推進します。「人材を大切にする」ことを堅持し、徐行優先、公共交通優先、環境優先の理念を確実に推進し、交通総合管理行動計画を深く実施し、都心部のエコ外出の比率を75%まで高めます。時間帯をずらすことによる駐車スペースの共有を積極的に推進し、防空地下空間を利用して5000台の駐車スペースを提供し、支線以下の道路の駐車自治管理のカバー範囲を拡大して、違法駐車への法執行と秩序整理により大きな力を注ぎます。
徐行ネットワークのシステム性と連続性を突出させ、歩行者、自転車の道路権を保障することを核心とし、378キロメートルの自転車専用道路を整備し、ウォーターフロント、グリーンロードと徐行システムの機能融合の試行を展開します。シェア自転車の投入総量管理を最適化し、完備させ、人の流れが密集するエリア20箇所で、電子柵技術の試験応用を展開します。宅配車両とデリバリー車両の標準管理を行い、自動車の通行禁止道路の走行、信号無視、バス専用道の占用など、さまざまな違法行為に対する処罰の強化をしていきます。
交通総合政策決定の支援と監視アラームのためのプラットフォームを建設し、交通ビッグデータ資源の共有を実現します。主要道路100箇所の交通信号の時間配分を最適化します。試験的に路面バスの複数路線、複数エリアの運行管理を展開し、重点エリアの公共交通カスタマイズサービスを打ち出し、80のバス路線を最適化・調整して、公共交通モデル路線の建設をスタートします。
市レベルの渋滞緩和工事20件を実施し、第二段階の駅周辺総合整備を展開して、学校、病院、観光地、商業エリア周辺の交通環境を重点的に整備します。北京西駅などのエリアの管理体制をさらに整理し、サービス管理レベルを全面的に向上させます。建設中の軌道交通路線16本の工事を加速させ、主要幹線道路4本と支線24本を完成させます。市郊外の鉄道と都市交通システムの融合を強化します。国連世界持続可能な交通大会のサービス保障を行い、北京市の交通建設の管理成果を十分に示します。
引き続き青空を守る戦いに取り組みます。排出低減の難易度の継続的な上昇という試練にも積極的に立ち向かい、三カ年行動計画の目標任務を確実に完成させます。自動車及び非道路移動機械汚染排出防止条例を実施し、全面的に国六(B)排出基準を実施し、国三基準のディーゼルトラックの全市走行制限政策を厳格に執行し、公共交通、環境衛生、物流、タクシーなどの重点となる業界の車両の電動化を推進し、非道路移動機械の低排出エリア政策を実行します。
粉塵汚染の管理を強化し、降塵量及び浮遊粒子状物質の監視・評価を引き続き展開し、各レベルの粉塵汚染の防止管理責任を固めます。また、揮発性有機化合物管理の特別プロジェクトを展開し、揮発性有機化合物排出基準を厳格に実施し、石油化学、印刷、自動車修理業界及び重点飲食企業の揮発性有機化合物に対する特別検査を強めます。
引き続き農村地区で低品位炭の代替品としてクリーンエネルギーを使用することを推進し、全市の新エネルギーと再生可能エネルギーの利用比率をさらに高めます。重度の大気汚染への対応を強化し、エリア内の大気汚染の多部門連携による防止、制御、整備を積極的に推進します。また、市レベルにて生態環境保護の定例監査、特別監査及び日常監査を展開します。
引き続き質の高いグリーン生態空間を拡大します。新たな百万ムーの造林緑化建設プロジェクトを高い水準で推進し、全市で新たに17万ムー(約113.3平方キロメートル)の造林、緑化を行い、相互連絡性、相互接続性、生物多様性のある都市森林エコシステムを継続的に完備させていきます。自然保護地の分類管理システムの確立を加速させ、通州区、懐柔区、密雲区における国家森林都市の創建を推進します。節水型社会、「スポンジ都市」の建設を全面的に推進し、建設した区の20%以上の面積で、70%の降水量を現地で取り入れて利用することを実現します。
密雲ダムの生態保護を強化し、南水北調プロジェクト中央ルート幹線北京区間の工事の点検修理を完成させます。都市と農村の水環境管理三カ年行動方案を実施し、200キロメートルの汚水パイプラインの建設を完成させ、豊台河西二期などの水再生工場を建設し、朝陽東ダム汚水処理工場などのレベルアップ・改造を完成させ、全市の汚水処理率が95%まで達成し、再生水の利用量が12億立方メートルに達するようにします。
引き続き雨水と汚水の合流に対する総合管理を展開し、河川沿岸の基準を超えた排水や汚水の不正排出行為を厳しく調査し、黒く悪臭のする水と汚水排出口の管理効果を確かなものにします。重点とされる土地のリスク管理・制御を強化し、重点業界の企業用地に対する詳細な土壌調査を完成させます。
ごみ分別を確実に推進します。新しく修訂された生活ごみ管理条例を実施し、党・政府機関と民間組織がごみの強制分別において指導的な役割を発揮し、市民が積極的にごみ分別に参加するよう指導・督促し、ごみの発生源での減量を推進します。住宅団地のごみ分別を着実に推進し、それぞれの状況に応じてごみ分別、投棄、収集、運送システムを完備させ、全市の90%の街道と郷・鎮で生活ごみ分別モデル区域の創建を展開します。ごみ分別についての宣伝教育が教室、コミュニティ、農村へと入りこみ、ごみ分別が新しい潮流となるよう促進します。
ごみ処理施設の建設推進を加速させ、房山循環経済産業園焼却工場の使用を開始します。建設廃棄物の規範化された管理を深化させ、違法な運送や収納・処理行為を取り締まり続け、建設廃棄物の再利用レベルを高めます。
共同建設、共同管理、共有の推進に力を入れます。党の建設が先導する「街道と郷・鎮が笛を吹けば、政府部門はやって来る」改革を引き続き深化させ、「訴求を受けてすぐに処理する」業務機構を改良し、「七つの有(教育、医療、養老など公共サービス面での目標)」と「五つの性(安全性、利便性、住みやすさなど生活面の目標)」の監視測定評価指標システムの実行を主軸とし、12345市民サービスホットラインとネットワーク化都市管理プラットフォームの役割を発揮して、「ホットライン+ネットワーク」サービスモデルを確立し、積極的に管理を行い、訴えを受ける前に先に処理することを推進します。
街道事務所条例を実施し、郷・鎮機構改革を強化し、街道、郷・鎮の職責リスト制度を確立し、協力管理員チームの第一線への進出、整合、規範化活動を行います。不動産管理条例の制定と実施を推進し、コミュニティの党組織の指導の下で居民委員会、所有権者委員会、不動産管理サービス企業などが共同参加する議事交流、共同管理機構を確立・補完します。
不動産管理の顕在化した問題について専門的な管理を継続的に展開し、不動産管理サービスの水準を全面的に向上させます。住民参加機構を完備させ、コミュニティ議事ホールなど、さまざまなプラットフォームを作り、より多くの住民がコミュニティの取り組みに参加することを奨励します。また、引き続き北京市民が市政府の公共政策と交流するテレビ番組『向前一歩(一歩前へ)』を支援します。
ビッグデータ行動計画を深く実施し、社会的データの購入・利用メカニズムを構築し、医療や消費などの分野で「信用+」試行運用を展開します。都市管理総合法執行ビッグデータプラットフォームの建設と応用を加速させ、人工知能、IoTなどの科学技術手段を運用して、都市精密化管理の効果を高めます。
(六)都市と農村エリアの統一的発展計画にさらに力を入れ、農村の振興が重要な進展を得るよう推進
都市と農村が融合して発展できる体制・メカニズムを完備させます。美しい農村建設三カ年行動計画を完成させ、第三段階の村落計画編制を展開し、農村での無害化トイレのカバー率を98%以上にし、汚水処理施設のカバー率を50%以上にして、農村の居住環境を普遍的に「きれいで清潔で秩序ある」ものにし、152箇所の農村振興モデル村の建設において明らかな成果を獲得します。
農村の道路、電力ネットワーク、給水などのインフラのレベルアップを引き続き推進し、長期的な効果のある管理・保護機構を完備させます。住宅用地、集団建設用地の地権調査を展開し、法律・法規に基づいて集団経営性建設用地の市場参入を推進し、住宅用地管理弁法を制定し、遊休農村住宅を規範的に利用し、民宿などのグリーン産業を展開し、北京市の郊外旅行発展の質を高め続けます。農村の集団資産の経営・管理を全面的に強化し、70の集団経済による弱い村落での試行活動を強化し、集団経済の持続な発展を推進します。新型の集団造林地試行点の建設を積極的に推進し、耕作地を山林に戻す政策を完備させ、林下経済の発展に力を入れます。
質の高い都市現代農業の発展を促進する政策措置を制定、促進し、北京市エコ・優良・安全農産物モデル区建設の任務を基本的に完成させ、農業産出効果を高めます。「野菜かご」市長責任制を厳しく実行し、豚肉などの重要農産物の生産供給保障と価格安定化活動を確実に行います。科学技術、産業、市場を組み合わせた農業生産組織の形式を革新し、さまざまな人材が農村へやって来て起業するよう引きつけ、農業を愛し、科学技術を理解し、管理ができる新時代の農民企業家を養成します。また、低所得農家の「脱低」任務を完成し、相対的貧困を解決するための長期間効果が持続するメカニズムを探索し、低所得の村、低所得農家の自己発展能力を増強します。
重点エリアの協調的発展のレベルを高めます。新しい段階の都市南部地区の発展行動計画を深く実施し、豊台駅、麗澤金融商業区、房山瑠璃河大遺跡公園などの建設プロジェクトの推進を加速させ、首都医科大学の新キャンパスの計画と建設を推進し、大興区、房山区など、南部新都市の総合的基礎力を効果的にレベルアップさせます。さらに新型の都市システムを完備させ、重点的回廊と主要交通沿線の試行地において新しい街建設を計画します。王四営郷試行の経験を総括・普及し、「一緑」地区都市化建設を推進し、「二緑」地区計画と建設の新しいルートを探索します。北京西部の産業転換・レベルアップデモンストレーションゾーンの建設を推進し、新首鋼地区三カ年行動計画を実行し、軌道交通の冬季オリンピック支線などの十大堅塁攻略工事を着実に実行します。生態修養地区の評定指標システムを調整・最適化し、平原地区と生態修養区のペアリング支援を深化させ、国道109号新高速道路などのインフラ建設を加速させます。また、2020年世界レジャー大会を開催します。
援助対象の地区を助け、貧困脱却の難関攻略任務を全面的に完成させます。重度貧困地区にフォーカスし、産業、就業、教育、医療の正確な支援を着実に展開し、援助対象地区が期限どおりに貧困を脱することができるよう手助けをします。「手を携えて小康を目指す」活動を深化し、引き続き消費援助を展開し、知的支援を拡大させ、脱貧困の成果を確かなものにします。南水北調プロジェクトのペアリング支援、北京市と遼寧省瀋陽市の間のペアリング支援やエリア提携を深化させ、強みの補い合い、ウィンウィンの提携を実現します。
(七)「七つの有」と「五つの性」の確保による、市民がさらなる獲得感・幸福感・安心感を手にすることの実現
市民が満足できる教育の実施に努力します。適齢期児童の教育への需要の変化に適応し、「首都教育現代化2035」及び五カ年実施方案を実行し、徳育・知育・体育・美術・労働を全面的に育成する教育システムを構築します。教師の道徳、風紀の構築を強化し、教師の供給源の開拓と教師研修の行動計画を実行します。基礎教育研究を強化し、基礎教育の改革を深化させ、スポーツ訓練の強化を重点とし、さらに小中学校の課外サービスに取り組みます。第三期の学齢前教育行動計画を完成させ、学習定員を新たに3万人増やし、普恵性幼稚園のカバー率を80%以上にします。
小中学校の区域集団化運営を推進し、高校・大学入試改革を着実に推進します。引き続き校外研修機構の管理を強化します。大学教育のコンテンツ内容、特色、発展の差別化、及び大学の「双一流」建設を推進し、市立大学の類型別発展案を実行し、「高精尖」イノベーションの中心地としての建設・管理の体制・メカニズムを改革し、完備させます。
理事会の役割を発揮し、体制・メカニズム改革を深化させ、沙河・良郷高等教育園区の建設を加速させます。産業と教育を融合した企業が職業教育に参加することを支援し、民族教育、特殊教育、オンライン教育及び継続教育の発展を統一的に計画し、学習型都市の建設を加速させます。
健康都市北京の建設をさらに推進します。すべての市民、全ライフステージをカバーした健康サービスシステムを健全化し、治療中心から健康中心への方向転換を促進し、女性と子ども、老人、障害者などの重点グループの看護サービスを強化します。試行地で健康連合体と緊密型医療連合体の建設を推進し、二級病院と非公立の医療機関がホームドクターの契約をするよう導き、住民1万人あたりに3名の総合科医師が対応できることを実現し、サービスの内容と市民の満足度を高めます。
段階を分けた診療サービスシステムを完備させ、電子カルテの相互連絡・共有などの医療サービスを改善するための新しい措置を実行し、受診フローと環境を改善します。病院の安全秩序を保障するための立法を推進し、医者と患者のコミュニケーションメカニズムを改善し、広範な医療従事者の人身的安全と健康・医療の秩序を確実に保護します。薬品の「陽光調達(オープンで透明性のある科学的な手段で所要な材料、製品、サービスを取得すること)」と北京市・天津市・河北省の医療用消耗品の共同購入を推進し、薬品と消耗品の価格を合理的に引き下げ、医療サービス価格・項目を規範化し、調整します。医療保険基金の監督・管理を強化し、保険詐欺の行為を厳しく処罰し、同時に医療保険の支払い方式の改革を展開します。
引き続き来院前の救急サービス能力を向上させ、救急作業ステーション30箇所の配置を最適化し、入院前救急呼び出しの満足度を95%以上に維持します。公衆衛生システム能力建設三カ年行動計画を研究・制定し、伝染病や突発的な公衆衛生事件に対する処置能力を高め、豊台区と大興区に国家衛生区を創建することを力を入れて推進します。健康北京中医行動計画を実施し、中医薬発展条例の施行を推進します。
就業保障と社会保障の活動を確実に行います。職業技能向上三カ年行動計画を実施し、「高精尖」産業、都市運行保障、生活サービス業などの方面の雇用需要に対し、リスト化、目録化、メニュー式の教育を実施します。企業の安定と雇用の安定への取り組みを強化し、融通性のある就業を強力に支援し、起業による雇用促進の倍増効果を発揮して、都市部における28万人の新たな雇用増加を実現します。
基本養老保険制度の改革を深化させ、引き続き社会保険の拡張事業を遂行します。社会扶助審査権限の移譲改革を推進し、生活の困窮する民衆に向けた動的管理機構を確立し、低所得農家の扶助と社会扶助政策のリンクを強化し、ターゲットを絞った精確な扶助を実施します。家庭とコミュニティ機構の相互協力、医療と健康をリンクした養老サービスシステムの建設を加速させ、100箇所のコミュニティ養老サービス拠点、100箇所の農村相互扶助養老サービス拠点を建設・運営し、長期介護保険の試行範囲を拡大し、養老サービス人材の養成教育に力を入れ、養老拠点のサービス水準を高めます。全面的にバリアフリー環境建設行動方案を実行し、公共の場所でのバリアフリー施設の予約サービスを模索・展開し、障害者の社会への溶け込みを促進します。
不動産市場の安定的で健全な発展を維持します。「家は住むためにあり投資対象ではない」という理念を堅持し、さらに長期的に有効な調整管理機構を完備させます。販売用住宅敷地600ヘクタールのストックを完成し、各種の政策住宅を4万5000件調達・建設します。重点産業園区の周辺や軌道交通沿線における集団所有土地の賃貸住宅の建設を加速させ、北京市で就職・起業する人材、都市運営を保障する人員などの賃貸需要を満足させられるよう努力します。
非居住性建築の賃貸住宅の改築をさらに規範化し、住宅賃貸市場の秩序を安定させます。共有土地所有権の分配政策を最適化します。平屋と直轄の公的住居の申請方式の改善、「共生院」改造の試行範囲の拡大、危険住宅や簡易住居の改造のさらなる力を入れての実施を行い、引き続きバラック密集地の改造活動を行います。古いコミュニティの総合改修を強力に推進し、80件の新たな工事と、古い建物への400基以上のエレベーターの追加設置工事を開始し、200基以上について完成することを実現します。
公共文化サービスの効果を高めます。文化分野における供給側構造改革を深化させ、良質な文化製品の供給を拡大します。首都市民シリーズ文化イベントを2万回開催し、5000万元以上に相当する恵民文化消費電子チケットを発行します。南部地区における文化会館の計画とレイアウトを加速させ、古い工場を積極的に保護・利用することで文化スペースを開拓し、1枚のカードが全市の図書館で共通利用できるシステムの全カバーを実現します。条件を備えた公園、博物館、文化会館などの開館時間の延長を奨励します。
統括・指導及び認定・管理を強化し、文化創意産業園区の専門化・特色化の発展水準を高めます。文化と金融、科学技術、観光などとの深い融合を推進し、文化・科学技術融合モデル基地の建設を加速させます。メディアとの融合発展を促進し、スマート放送メディアとネットワークを構築します。2020年の世界観光都市連合会北京香山観光サミットの開催を支援し、引き続き北京国際映画祭、国際デザインウイークなどのブランド化した文化活動を行います。
首都スポーツ事業の発展を促進します。「スポーツ強国建設要綱」実施案を制定・実行します。20の全市民フィットネスモデル街道とスポーツの特色ある郷・鎮を建設します。緩和活動で空いたスペース、都市公園、緑地などの場所を利用して、サッカーやバスケットなどができる多機能運動場300箇所と、30キロメートルのコミュニティ健康ウォーキング道路を建設します。公共スポーツ施設の開放メカニズムを健全化し、市民のスポーツ、フィットネスへの多様な需要をさらに満たします。
「スポーツと教育の融合」「スポーツと社会の融合」を推進し、クラブの発展を奨励・支援して、青少年スポーツ訓練システムを完備させ、スポーツ人材のプールを拡大します。2020年の世界スポーツ大会を入念に組織し、引き続きテニス中国オープン、北京マラソンなどの国際的な重要大会の開催に取り組みます。
首都の調和の取れた、安定的で良好な局面をさらに確実なものにします。緊急管理体制の改革を深化させ、緊急時の指揮救援能力、緊急チームの専門能力及び災害防止能力を全面的にレベルアップし、都市の強靭性を高めます。安全生産条例の修訂を推進し、国家安全発展モデル都市の建設を展開し、安全生産の総合的な法執行と監督・管理能力を強化し、危険化学品、液化石油ガスなどに対する特別項目の管理を深く展開し、地下パイプラインの安全管理を強化し、重大な事故の発生を確実に防止・抑制します。
食品生産経営リスクのレベル別管理を強化し、食品・薬品の安全のボトムラインを守り、地方金融管理制度を完備させ、地方金融管理監督条例の施行を推進し、違法な資金集めを断固として防ぎ、取り締まり、引き続きインターネット金融のリスク管理をやり遂げます。法に基づいてインターネット空間に対する管理を強化し、ネットワークセキュリティを着実に守ります。
請願における矛盾に対する一斉調査・処理を強化し、苦情処理の懸案及び民衆の合理的で合法的な訴求の対応に力を入れ、陳情対応業務の法治化・科学化レベルを高めます。また、スマート平安団地の建設について指導意見を制定して実行します。さらに、反社会的組織を排除するための長期的に効果のある管理メカニズムを確立・健全化し、法律に基づいてさまざまな違法犯罪活動を厳しく処罰し、立体化・情報化された社会の治安保護システムを革新し、完備します。
党の民族政策及び宗教活動の基本方針を徹底的に実行し、民族の団結・進歩の構築を深く長期的に展開し、民族宗教に関する活動の法治化水準を高めます。女性や子どもの合法的な権益を保障します。軍隊の現代化建設を全面的に支援し、国防教育、人民の防空、軍と軍属及び軍と民衆の共同建設活動を強化し、退役軍人へのサービス保障を遂行し、軍と民衆が融合した高度な発展を推進し、首都の軍隊と政府、軍隊と民衆の団結を促進します。
(八)政府の管理効能を向上させ、人民が満足できるサービス型政府の建設に努力
新たな形勢、新たな任務に適応して政府活動を行い、新たな発展の理念を確実に、ぶれずに貫徹し、人民を中心とする発展思想を堅持し、行政方式を革新し、行政機能を高めて、確実に政府管理能力の現代化レベルを引き上げていきます。
政治建設をさらに強化します。「北京を見るにはまず政治から見なければならない」という要求を胸に刻み、常に「四つの意識」を強化し、「四つの自信」を固め、「二つの維持」で手本を示し、党中央の決定と配置を確実に実行に移します。党の政治紀律と政治規則を厳しく遵守し、重大な事項の指示を仰ぐ報告制度を厳格に執行します。「初心を忘れず、使命を胸に刻む」という理念のための長期間効果が持続するメカニズムを確立・健全化し、党員幹部の忠誠的で、清廉で、責任感のある政治品格を絶え間なく鍛えます。
能力の発展をさらに強化します。引き続き多分野、多部門の総合的な法律執行を探り、さらに行政法執行チームを整合して、市、区、街道、郷・鎮を効果的にリンクさせた、総合的な法執行業務システムを構築します。機構の編成管理を厳格にし、さまざまな編制資源を統合して利用する能力を高めます。政府は「節約しながら暮らす」ことを堅持し、一般支出と非重点項目に対する支出をそれぞれ3%と10%の幅で圧縮削減し、全コスト予算の実績改革を公共事業、移転支払、行政運用などの分野に広める方向へ推進します。市区収入の配分改革を推進し、移転支払政策システムを完備させます。重要な専門テーマ研究の展開を組織し、「第十四次五カ年計画」を科学的に編制します。プロフェッショナル精神を大いに発揚し、新しい理念、新しい技術、新しい方法を効果的に運用し、政府サービスと管理効果を高めます。
風紀の建設をさらに強化します。中央八項目規定実施細則と市委員会の貫徹方法を厳格に執行し、「四つの風」の新しい動向に注目し、形式主義、官僚主義を断固として戒めます。「無会議ウイーク」「無会議デー」などの方法を堅持し、各レベル、各種類の監督・評価を規範化し、末端組織の負担を確実に軽減します。政務サービスの実績を企業や市民が評価する「好評・悪評」制度を確立し、各レベル政府のサービス意識の向上、サービス責任の突き固めを推進します。職務や職級の同時改革と共に、幹部に対してさらに関心を持って労ることで、責任を持って行動し、新時代に功績を積む幹部たちを激励します。
さらにクリーンな政治の建設を強化します。上の者が下の者の手本となり、全面的に厳格な党内統治の主体的責任を厳しく具体化し、党を管理、統治する政府システムの責任を各層に伝達するメカニズムを健全化します。政府の情報公開条例を貫徹し、民衆が政務に参加する活動方法を拡大・制定し、「陽光政府」を建設します。会計監査の全面カバーの推進に力を入れ、会計監査監督の広さと深さを開拓させます。重点分野、重要部門、要となる職場に焦点を当て、クリーンな政治のリスク管理を強化し、民衆の身辺に発生した汚職問題を厳粛に管理し、清く正しい政治生態を作る努力をします。
代表の皆様!七十年の歴史が未来を照らし、新時代の使命が我々に担うよう呼びかけています。私たちは習近平同志を核心とする党中央の周りにさらに緊密に団結し、中国の特色ある社会主義という偉大な旗印を高く掲げ、中国共産党北京市委員会の強力な指導の下、初心を忘れず、使命を胸に刻み、力と心を合わせ、鋭意取り組み、小康社会の全面的完成と「第十三次五カ年計画」の円満な完了を確保し、全力をあげて「二つの百年」の奮闘目標と中華民族の偉大な復興という中国の夢の北京編を書き記し、実現させます!
(本文章は中国語の原文に基づいています。日本語を含む他言語の翻訳はあくまで参考の為のものであり、言語間で内容に差異があった場合は中国語の原文が基準となります。)