10月1日より、鉄道旅客輸送で電子発票(電子領収書)が全面使用開始

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2025-09-14

10月1日より、全国鉄道旅客輸送において電子発票(電子領収書)が全面導入され、これに伴い、当日以降及び当日に乗車する旅客への紙の領収書の発行を廃止する。旅客は、乗車完了日または払い戻し・変更手続き完了日から180日以内に、鉄道アプリ「12306」または駅の窓口・自動発券機にて電子発票の発行手続きができる。

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写真提供:VCG

高齢者やインターネットを利用できない方など、申請手続きが困難な旅客の利便性を考慮し、鉄道当局は対面による申請窓口を増設し、切符購入者(または代行者)による発票発行サービスを提供する。旅客は、切符購入時に使用した本人の有効な身分証明書を提示し、駅の窓口または自動発券機で電子発票の発行申請手続きを行い、「QRコード付き発票発行申請書」を受け取った後、本人または代行者が鉄道アプリ「12306」で同申請書のQRコードを読み取り、必要事項を入力し認証されると、電子発票を取得できる。

切符購入者(または代行者)は乗客に代わり、購入済みの乗車券及び払い戻し手数料・変更手数料の電子発票の発行手続きができる。鉄道アプリ「12306」にて切符の購入・払い戻し・変更を行った後、乗客が購入時に使用した有効な身分証明書、または注文番号と購入者(代行者)の有効な身分証明書を持参し、窓口で電子発票の発行手続きができる。窓口で購入し、かつ発票が必要な場合、乗客の有効な身分証明書を提示すればその場で手続きができる。乗客の身分証明書の提示が困難な場合、購入者の身分証明書を提示すれば手続きができる。代行者が窓口で払い戻し・変更を行い、かつ発票が必要な場合、乗客の身分証明書を提示すれば、払い戻し手数料・変更手数料の電子発票の発行手続きがその場でできる。窓口では「QRコード付き発票申請書」が発行され、購入者(代行者)はQRコードを読み取り、必要事項を入力し認証されると電子発票を取得できる。

旅客は電子発票の発行手続きをした後、鉄道アプリ「12306」または「個人所得税」アプリで照会・ダウンロードできるほか、メールでの受取も可能。発票情報に誤りがあったり、企業情報の変更等が生じたりして、元の発票の発行日から180日以内に限り、最大3回まで再発行できる。観光ツアー、学生団体、修学旅行など団体割引切符については、乗客本人による申請はできず、切符購入者が所定の手順に従って申請を行ってください。なお、鉄道旅客発券システムを利用せずに購入した非実名制切符や、緊急時に発券された紙の切符、国際線旅客輸送の切符については、従来通り紙の領収書が発行される。

9月30日以前に利用した旅客は、従来通り紙の領収書が取得できる。紙の領収書の廃止後も、鉄道当局は鉄道アプリ「12306」やSMSなどを通じて旅程情報の電子データを提供するとともに、要望のある旅客には「旅程情報提示書」の印刷サービスを提供する。旅客は駅の窓口や自動券売機で同提示書の印刷を行うことができる。

手続きの詳細については、鉄道公式ウェブサイト・アプリ「12306」、駅の掲示板並びに「中国鉄路」微博(ウェイボー)公式アカウント、WeChat公式アカウントにて確認できる。

情報提供:中国鉄路

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