このほど、「北京市公園レクリエーションシステム特別計画(2025年~2035年)」が中国共産党北京市委員会及び市政府により審議・可決された。計画では、今後5年間で、北京は市レベル公園レクリエーション活力エリア25 か所を整備するとともに、第一期として、公園レクリエーション活力群 17 区域を構築することを提案している。

オリンピック森林公園 写真提供:VCG
2024年末時点で、北京は名実ともに「(千園の都市)」(1000以上の公園を持つ都市)となっており、全市の公園総数は1100カ所に達し、緑道の総延長は累計2015キロメートルに達している。

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計画によると、2030年までに全市の各種公園数は1200カ所に達し、緑道の総延長は7000キロメートル以上となる見込みだ。また、市級公園レクリエーション活力エリア25カ所、地区公園レクリエーション活力エリア60カ所、コミュニティ公園レクリエーション活力エリア複数カ所の構築を完了するとともに、国際的な影響力を持つ公園レクリエーション活力群の構築がおおむね実現する見込みだ。
さらに2035年までには、全市の各種公園数は1300カ所に達し、緑道システムの整備がほぼ完了する見込みだ。また、市レベルの公園レクリエーション活力エリア43カ所、地区公園レクリエーション活力エリア100カ所の構築を実現するとともに、コミュニティ公園レクリエーション活力エリアを整備し充実させ、公園レクリエーション活力エリア体系を形成し、国際的な影響力を持つ公園レクリエーション活力クラスターを複数構築することを目指す。

中山公園 写真提供:VCG
今後、公園を訪れる市民や観光客は、より美しく壮麗な景色を楽しむことができる。計画によると、公園は地形の高点、見晴らしの良い開放的空間、都市のランドマーク、主要な線形空間などを活かし、高所コリドー、広角コリドー、線形コリドー、動線コリドーの4種類に分類される100カ所以上の景観コリドーを設置する方針だ。
情報提供:北京晩報