5月31日より北京地下鉄の運営会社が所管する各路線(首都空港線を除く)に、デュアル温度式車両が全面的に導入された。体感温度の異なる乗客に配慮して強冷房車両と弱冷房車両に2℃の温度差を設けている。

デュアル温度式車両について、各路線の車両の状況に応じて、以下の通り配置されている。
車両の運行方向に沿って、5号線、亦荘線は先頭3両が強冷房車両、後部3両が弱冷房車両となる。
6号線、7号線は先頭4両が強冷房車両、後部4両が弱冷房車両となる。
3号線、11号線、12号線は1、4両目が強冷房車両、2、3両目が弱冷房車両となる。
その他の各路線は1、2、5、6両目が強冷房車両、3、4両目が弱冷房車両となる。首都空港線は当面の間、デュアル温度式車両の差別化設定が実施されない。
乗客はデュアル温度式車両マーク、駅構内および車内の放送案内をもとに、自身の体感温度に合った車両を選択できる。
デュアル温度式車両の導入に加え、北京地下鉄は全路線の駅構内のエアコン冷却水供給システムの洗浄・冷却水供給作業を完了し、運転を開始できる状態が整っている。地上駅の熱環境改善工事で設置された蒸発式空気冷却器およびマルチエアコンについても、設備のメンテナンスと調整を終え、試運転段階に入っている。
(情報提供:「北京発布」WeChat公式アカウント)