高温下でも市民が快適に移動できるよう、北京市交通部門はサービス保障に全力を挙げている。
地下鉄においては、運営側が各路線の利用者数や車内の混雑状況に応じて動的な管理を実施し、車内温度を規定範囲内に保っている。各路線は「デュアル温度式」車両体制を導入し、乗客が自身のニーズに応じて乗車エリアを選択できるようにしている。

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地上駅構内の待合エリアや乗り換え通路の温度が高くなる場所には扇風機を設置し、現場の温度に応じて適時に稼働させる。15号線孫河駅・国展駅、13号線清河駅・回龍観駅、昌平線西二旗駅・沙河駅などでは、蒸発式空気冷却器システムの冷却水供給と洗浄作業を継続的に強化している。清河駅、伝媒大学駅、北苑路北駅など16駅構内の待合エリアと乗り換え通路には既にエアコンと扇風機が設置されている。
バスにおいては、車内温度が26℃以上になると車載エアコンを稼働させ、乗客の要望や混雑状況に応じて車内温度を動的に調整する。車内には必要となる熱中症に有効な薬や物品を備え付け、日除けカーテンの設置やエアコンの早期稼働などを通じて市民のための移動サービスを向上させている。
タクシーとネット配車においては、乗客の要望に応じてエアコンを稼働させ、車内温度を適切に保ち、清潔な環境を維持する。
その他、大興空港と北京地下鉄はデータの共有を実現している。大興空港は北京地下鉄大興空港線、10号線、19号線の混雑状況データを活用することで、航空会社がチェックインリソースの調整を迅速に行えるようになり、北京地下鉄大興空港線も混雑状況に応じて列車の運行本数を増減させ、旅客により迅速で質の高い移動体験を提供している。
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