樹木に「シャワー」、花粉固定剤も 北京の花粉シーズン対策

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2026-03-17

「暖冬」の影響で、今年の北京の花粉シーズンは例年より5日程度早まり、3月中旬にはピークを迎える見込みである。現在、北京市が管理する多くの公園で、春の花粉対策がすでに実施されている。

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天壇公園ではヒノキに散水し、花粉の量を抑えている。写真提供:天壇公園

天壇公園では、1万本以上のヒノキに対し、「洗浄・剪定・散水」を実施している。同公園は発生源対策に重点を置き、園内のヒノキを適切に剪定し、花芽の数を根本から抑えている。来園者が少なく、花粉濃度が高い時間帯に、緑化作業員と清掃員が主要道路沿いのヒノキに高圧の水を噴霧し、花粉を洗い流している。毎日、開園前・閉園後に地面の清掃と湿潤化作業を徹底している。同時に、芝生へのマイクロスプリンクラーシステムを活用し、空気の湿度を高めて花粉の浮遊・飛散を抑制している。さらに、中国農業大学や北京農学院と連携し、天然高分子花粉固定剤を用いて、花粉の固定、飛散遅延、沈降効果のテストを実施した。既存の新型花粉抑制剤や固定剤との比較実験を行い、最も効果的な薬剤を特定し、安全で実践可能な総合的花粉飛散抑制システムを構築している。

頤和園では花粉の飛散初期に、ヒノキ雄株の花序の剪定作業を重点的に実施し、これまでに300株以上のヒノキの剪定を完了し、根本的な花粉放出量の削減を図っている。花粉や柳絮の飛散が多い時期には「スプリンクラー散水+高圧洗浄機」によるエリア別・レベル別の樹木洗浄作業を導入し、現在、すでに重点区域で散水を開始している。

中山公園では、花粉飛散開始前に、園内のイブキなどの風媒植物に対し毎日動的モニタリングを行い、植物の生育状態をリアルタイムで把握している。花粉濃度が高い時期には、園路などの重点区域で、専門作業員が1日5回以上の散水・洗浄を実施し、地面を湿らせて清掃することで、花粉の再飛散を抑えている。

北京の花粉シーズンは、春と夏・秋に分かれており、主なアレルゲンは、ニレ科、ヒノキ科、ヤナギ科、マツ科、クワ科のカナムグラ、キク科のヨモギ属、アカザ科などである。

では、花粉にアレルギーのある敏感な人はどう対策すべきか?

外出前には、リアルタイムの花粉濃度を確認する。「京通」WeChatミニプログラムで花粉予報を確認できる。風力、湿度、降水量をチェックし、晴れて乾燥し、微風の日は花粉濃度が高いため、外出を控える。雨天や4級以上の風がある日は、花粉濃度が低下する。花粉濃度が高い時間帯(10時~17時)を避け、花粉症用マスクやゴーグルを着用し、花粉が目や鼻の粘膜に付着するのを防ぐ。

帰宅後は、すぐに上着を着替え、顔や目、鼻など花粉が付着しやすい部分を洗浄する。窓を開ける時間を減らし、衣類や布団を屋外に干さないよう注意し、花粉の付着を防ぐ。アレルギー症状が重い場合は、「花粉ブロッカー」を使用したり、医師の指導のもとで薬物治療を受けたりすることも可能である。

情報提供:北京日報 新京報