世界に約6,500羽のみ生息、ソデグロヅル29羽が 北京・官庁ダムに飛来

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2025-12-16

12月8日、29羽のソデグロヅルが2つの群れに分かれて北京市内の官庁ダムに飛来した。推測によると、これらのソデグロヅルは短期間の滞在後、越冬地である江西省の鄱陽湖へ向けてさらに南下する見込みだ。

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官庁ダムに飛来したソデグロヅル(シベリアヅル) 写真提供:李理

ソデグロヅルは国家一級保護動物に指定されている。現在、全世界の生息数は約6,500羽と推定される。湿地生態系における「象徴種」であるソデグロヅルは、ユーラシア大陸を横断する渡り鳥で、主にシベリアで繁殖し、中国・鄱陽湖で越冬する。

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官庁ダムに姿を現したソデグロヅル 写真提供:李理

近年、ソデグロヅルが北京で観察されるケースが相次いでいる。2022年3月には、17羽のソデグロヅルが南海子公園の上空を飛翔する姿が確認されており、2023年3月には、5羽のソデグロヅルが密雲ダム北岸で羽休めする様子が確認された。

情報提供:新京報