このほど、北京の複数の大学に、特色ある「防音ブース」が相次いで登場した。コンパクトな空間ながら、電話や面接、ディスカッションなど、さまざまな用途に活用でき、教職員や学生のきめ細かなニーズに応えている。
中国人民大学
中国人民大学の図書館では、朗読ブースがすべて防音ブースに改装された。朗読用の設備を撤去して学習机と椅子を設置し、照明や換気システムも全面的に刷新。オンライン面接やスピーキング練習に取り組む学生にとって、心強い味方となっている。

また、通州キャンパスに設置された78台の防音ブースでは、ソフトウェアのアップグレードも実施された。現在は、物理的なキャンパスカード、電子キャンパスコード、スマートフォンのNFC機能、ワンタイムの解錠コードの4つの方法で認証・解錠でき、より手軽に静かな学習空間を利用できるようになった。
北京航空航天大学
北京航空航天大学は、学院路キャンパスの図書館に、2人用のディスカッションブースと1人用の電話ブースを設置した。特定の用途に対応しながら、図書館全体の静かな環境を保てるよう工夫されている。
中国農業大学
中国農業大学の東キャンパスにある図書館の1階ホールには、会話を通じて学習をサポートする「AI学習ブース」(試験導入)が設置された。

「AI学習ブース」には、多彩な実用機能が備わっている。AIによる模擬面接やスピーキング練習では、よくある質問への受け答えを練習できるAIキャリアプランニング機能は、一人ひとりの特性に応じて将来のキャリア形成を支援する。また、AIストレスケアアシスタントは、気持ちに寄り添いながら心のケアをサポート。AI読書アシスタントは、一人ひとりの興味や関心に合わせて書籍や動画を推薦し、読書の質と効率を高める。
北京科技大学
北京科技大学の図書館では、通常の自習スペースとは異なり、椅子を置かないコンパクトな1人用防音ブースを設置した。短時間の通話や発話を伴う場面に特化した空間となっている。

ブースには本格的な防音設備が備わっており、内外の音による干渉を効果的に軽減できる。内部には柔らかな照明を設け、オンライン面接時のカメラ映りや、手元の確認、電子機器の操作などに必要な明るさを確保している。また、独立した静音換気装置も備え、短時間でも快適に利用できるよう配慮されている。
中央民族大学
中央民族大学では、4人用、6人用、1人用の学習ブースが順次導入されている。

研究チームでの実験計画の打ち合わせや、グループワークの役割分担、ブレインストーミングのほか、オンライン学術会議や就職活動の電話面接、リモートでの口頭試問などにも対応し、マイクを使った発言や画面共有を行いながら、学習や交流をスムーズに進められる。
中国石油大学(北京)
中国石油大学(北京)の図書館本館では、もともと物品保管に使われていた部屋を改装し、プライバシーに配慮した個別学習スペースを整備した。

室内には、個別仕様の机と椅子を38セット配置し、人工観葉植物を取り入れた。さらに、1人用と4人用の防音ブースを備え、個人での研究・学習からグループディスカッションまで、多様な用途に対応できるようにした。空調設備と換気システムも導入し、明るく開放的で、快適な学習空間を整えている。
情報提供:「北京発布」WeChat公式アカウント