2025年1月～11月にかけて、北京には960店舗以上の1号店が増加した。数多くの新店舗のうち、北京中軸線に沿って開業したばかりの8店舗の1号店は特に際立っている。それらの特色について、一緒に見てみよう！

LE LABO香雰実験室 四合院店（世界初の四合院内に位置する店舗）
LE LABO香雰実験室四合院店は、王府中環19号府清貝子府の旧跡に立地する。ここでは、中国と西洋の文化が香りの中で互いに溶け合う。母屋の調香師ワークステーションは漢方薬局にインスピレーションを得ており、東・西の離れにはそれぞれボディケアとホームフレグランスシリーズなどが展示されている。

宋朝香雰（北京1号店）
宋朝香雰北京1号店は、宋時代の雅やかさを西城区の胡同に持ち込み、龍井茶、梅の枝など江南地域のイメージを香り制作に融合させ、中国式要素が満載。来店客が香りを試す時に、茶芸体験を無料で提供する。

GRAFF（中国初の2階建て旗艦店）
イギリスの最高級ジュエリーブランドであるGRAFFが王府中環に出店し、北京で「ダイヤモンドの巨匠」と称される極上の技法を誇っている。この1号店はブランドの豪華でシンプルなスタイルを継承し、専用のプライベート鑑賞空間を設置し、クラシックなバタフライシリーズなどの主力作品を陳列している。記念品を選ぶ際も、贈り物を購入する際も、特別なサービスを受けることができる。

中軸礼屋（北京1号店）
紅橋市場で唯一となる中軸線テーマの文化クリエイティブ1号店として、中軸礼屋は鐘鼓楼、祈年殿など北京のランドマーク的建築要素を文化クリエイティブ商品に取り入れ、店内の全ての商品が北京限定デザインとなっている。ほぞ継ぎ構造の置物、中軸線マップが印刷されたシルクスカーフなど、心を掴む一品が必ず見つかるはず！

承京運・宮廷炸醤麺（北京1号店）
承京運・宮廷炸醤麺（ジャージャン麺）北京1号店は、南鑼鼓巷の北口に位置する。店内の装飾には様々な北京要素が満ちており、来店客は伝統的な弦楽器・京胡の演奏を楽しむこともできる。看板メニューのネギ油炸醤麺は、六必居の黄味噌を角切りの豚バラ肉と合わせて弱火で4時間煮込んでおり、塩味と濃厚な香りが特徴の一品。店内では麺と肉味噌の無料おかわりも可能。

春倫（北京1号店）
福建省の老舗茶企業・春倫の北京1号店は、前門大街の無形文化遺産文化エリアに位置する。店舗は「伝統的茶席＋現代的空間」というデザインを採用し、淹れたての茉莉銀針（ジャスミンニードル）茶が香り立つ。定番の茶飲料のほか、ジャスミン茶のアイスクリーム、茶風味の緑豆菓子なども味わえる。

東方境（北京1号店）
東方境北京1号店は、中海大吉巷に位置する。同ブランドは北京刺繡、織物の一種・緙絲（こくし）などの無形文化遺産に登録された技法を現代衣装に融合させており、日常の通勤に適した盤扣（チャイナボタン）付きシャツなどのほか、様々な無形文化遺産要素をあしらった礼服も取り揃えている。店員が客に沈香茶を合わせて提供するサービスもある。

如是（全国1号店）
東方生活美学を集約した全国1号店として、如是はミシュラン受賞の茶菓子と無形文化遺産に登録された手工芸品を胡同の庭園に持ち込んだ。のんびりとした午後、ここで茶菓子セットを注文し、茶の香りと菓子に囲まれながら、中国式生活の温かみのあるひとときを味わってみてはいかがだろうか。

北京で中軸線を巡る際には、ぜひこのリストを参考に、独特な北京文化を体験してみよう！
情報提供：「北京発布」WeChat公式アカウント