このほど、北京市愛国衛生運動委員会と首都都市環境建設管理委員会は共同で「北京市蚊の防除三カ年行動計画(2026~2028年)」を印刷・配布した。北京市は今年から中心市街地において蚊の被害を抑えた環境整備を試験的に実施し、コミュニティ(村)、公園、各種機関・事業所などで蚊の防除対策を展開する。また、6月22日~26日、7月27日~31日、8月24日~28日、9月14日~18日にかけて全市で集中的な蚊の駆除活動を実施する。

画像提供:VCG
蚊の被害を抑えた環境整備とは、蚊を完全に根絶することではなく、科学的かつ持続可能な総合対策により、市民が利用する主要な屋外空間における蚊の発生密度を、生活環境に支障のない水準まで抑えることを意味する。北京市衛生健康委員会は、市民に対して「5つの防蚊対策」を推奨しており、発生源から蚊の繁殖と被害を抑制する。
一.溜まり水の点検
各世帯や各機関・事業所は、毎日屋内外の溜まり水を点検する。対象には、植木鉢の受け皿、瓶・缶、古バケツ、空き容器、通路の排水口、屋上、建物構造部のくぼみ、地下設備(パイプ・井戸)、下水道の排水口などが含まれる。
二.ゴミの除去
溜まり水の原因となるゴミをすべて取り除く。
廃棄容器、建築廃材、緑地帯に隠れたビニールシート、使い捨て容器などが対象となる。
三.不要容器の整理と水替え
使用していない容器は水を捨てて洗浄し、逆さまにして置く。水生植物の容器は5~7日ごとに水を替え、容器内を洗浄する。
四.側溝・排水溝などの清掃と通水確保
側溝や排水溝、雨水管の清掃を行い、屋上やくぼみなどの汚泥を定期的に取り除く。防水シートの折り目に溜まった水を取り除き、降雨後は低地や水が溜まりやすい場所を点検する。
五.密閉・防護対策
逆さまにできない容器には蓋をする。室内には網戸を設置し、タイヤは防水シートで覆い、パイプ・井戸の開口部には防蚊キャップを設置する。
また、市衛生健康委員会は「蚊の少ないコミュニティ」整備に関する技術ガイドラインを発表し、適用範囲には、住民地、老朽住宅地、都市・農村隣接地域の居住エリアなどが含まれる。
1.発生源の除去
容器をひっくり返し、不要な溜まり水を取り除く。
緑地帯や建物周辺のゴミを取り除く。
溜まり水が生じる容器には蓋をし、5~7日ごとの水替えを推奨する。
雨水枡や排水溝などを定期的に清掃する。
廃タイヤを除去する。
地下設備(パイプ・井戸)の溜まり水を定期的に点検し除去する。除去できない場合は、ボウフラ駆除剤を月に1回投入する。大型の水域については、魚の放流や生物系のボウフラ駆除剤の投入などが可能である。
2.家庭での防蚊対策
ベランダや窓際、屋上などを毎週点検し、溜まり水を除去する。一階の廃棄容器を撤去し、水が溜まりやすい容器はひっくり返し、植木鉢の受け皿は乾燥状態を保つ。網戸や蚊帳などの物理的防護対策を行う。
ペット用の水入れは毎日洗浄・交換し、水生植物の容器は5~7日ごとに水を替えて植物の根を洗い流し、容器内を洗浄する。
3.コミュニティ公共エリアの管理
通路、屋上、パイプ・井戸:屋上の排水を確保し、パイプ・井戸は半月ごとに点検する。状況に応じてボウフラ駆除剤を投与する。
緑地帯:緑化帯内のゴミを速やかに除去し、適切な灌水を行い、溜まり水を防ぐ。
4.蚊の防除
コミュニティ内の蚊の発生密度が基準値(1人・30分あたり1.5匹)を超えた場合、またはデング熱などの蚊媒介感染症のリスクがある場合には、専門業者による空間噴霧や残留噴霧などの薬剤散布を実施する。散布は、蚊の活動が活発な夕方に行い、人の多い時間帯は避ける。
情報提供:「北京発布」WeChat公式アカウント