渡り鳥4万羽が集結 密雲貯水池で春の渡りピークが到来

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2026-03-20

気温の上昇に伴い、密雲貯水池では今週、春の渡り鳥の移動がピークを迎え、約4万羽が飛来している。東アジア・オーストラリア地域フライウェイの重要な中継地・補給地である同地では、大勢の鳥たちが舞う壮大な自然景観が、今後半月ほど続く見込みだ。

小漕村湿地では、これまでに国家1級重点保護野生動物であるマナヅルが100羽以上、ソデグロヅルが5羽、国家2級重点保護野生動物であるクロヅルが40羽観測されている。小漕村湿地は、7種類のツルが安定的に確認されている北京市唯一の観測エリアであり、全国的に見ても、これほど多様なツル類が一つの地域で集中的に観測された場所は稀である。

东方白鹳 摄影:宋会强.jpg

コウノトリ(撮影:宋会強)

不老屯水域では今年、国家1級重点保護野生動物であるコウノトリが60羽以上観測され、観測開始以来の過去最高を記録した。2023年に1羽、2024年に6羽、2025年に10羽と、年々増加しており、この「国の宝」がこの地を好んでいる様子がうかがえる。

清水河畔では、オオハクチョウ、コハクチョウ、コブハクチョウといった3種類の国家2級重点保護野生ハクチョウがこの水域に集まり、清らかな水とともに美しい景観を織りなしている。3種類のハクチョウが同時に姿を見せる光景は、清水河を象徴する自然景観となっているだけでなく、密雲貯水池の水質の良さや、餌の豊富さ、静かな環境を物語っている。

翅榜鸭 摄影:宋会强.jpg

アカツクシガモ(撮影:宋会強)

密雲貯水池は広大な水域と干潟、豊かな植生、十分な餌資源に恵まれ、渡り鳥の移動途中における「天然の中継地」となっている。近年、密雲貯水池の水質は地表水Ⅱ類基準を安定して維持し、森林被覆率は90%近くに達するなど、水界生態系の健全指数は北京市内で上位を占めている。国家1・2級重点保護野生動物が頻繁に確認されており、生態系は全体として健全で良好な状態が保たれている。

何万羽もの鳥たちが生息する背景には、たゆまぬ努力と体系的な生態系保護の取り組みがある。近年、水務部門は水資源・水環境・水界生態系を総合的に管理し、一連の措置を実施してきた。例えば、水源保全体制を構築し、北京市・河北省流域における共同防護・管理を推進している。さらに、水位変動帯の生態系修復を進め、400ムー余りの湿地を復元・再生し、水生植物の植栽によって水質浄化を図っている。水陸空一体型のスマート監視システムを構築し、AIやドローン、デジタルツインなどの技術を活用して、13か所のバードウォッチングスポットを常時管理している。これにより、鳥類の基礎データを全面的に充実させるとともに、北京市・天津市・河北省地域における重要な渡り鳥のフライウェイと生態系の安全確保を持続的かつ着実に強化している。

情報提供:「水潤京華」WeChat公式アカウント