国家サービス業開放拡大総合モデル区と中国（北京）自由貿易試験区（以下「両区」）の建設が2020年9月に開始されて以来、北京では計34の中国初・第一期の政策が実施され、制度改新のボーナスが更に増え続け、世界レベルのメガシティである北京はますます開放的な姿を見せている。 

「両区」建設が始まって以来、市内における科学技術革新、サービス業の開放、デジタル経済、地域協同開放などの分野で、百以上の模範・牽引作用を持つ初の「両区」プロジェクトの成果が大いに実っている。多方面にわたる革新は質の高い発展を牽引している。2021年1月から7月まで、北京で新たに設立された外資系企業は1,803社にのぼり、前年同期比74.2％増となり、成長率で全国をリードしている。その中、自由貿易試験区はわずか北京市の千分の7の面積で、外資系企業増加数の28％を貢献し、国際的要素のクラスター、国際的な開放・革新の高地を建設するための強力な支援となった。 

より多くの複製可能・普及可能な経験を探ることが、北京の「両区」建設が始まった当初に設定された目標である。「北京模範」を各地に活かすべく、2021年9月、商務部は北京の国家サービス業開放拡大総合モデル区における革新的な10事例を全国的に模倣・普及させるようという関連文書を発表した。この文書は科学技術サービスシステムの構築、文化・観光サービスの品質向上と構造上のアップグレード、金融サービスの革新・起業などの分野をカバーし、過去5年間のサービス業拡大開放総合試行期間中に全国で複製・普及された事例の40％を占めている。 

世界中の人材が集められる「両区」であってこそ、活力と創造性にあふれた「両区」といえる。「両区」建設は人的資源サービスに対する新たな要求に積極的に応えるように、市の人的資源と社会保障局は「3つの目録」を発表した。一つ目は、「両区」は外国人専門家の職業資格試験に対する受験資格の緩和、二つ目は「活かせない」既存資格の問題解決、三つ目は本市に必要とされる人材の正確な把握である。「3つの目録」の実施により、北京はより開放的で包容力のある都市となり、ハイレベル人材が集まるとともに、外資に門戸を開く重点分野も増えることが期待される。   

北京の開放は、世界の最高レベルに達すべく、より高い出発点に立っている。難関を乗り切り、活力あふれ、革新を常に続けている北京は、加速度で前に進んでいく。 

（情報提供：北京日報）