「北京におけるグローバルウェルスマネジメントセンターの建設推進に関する意見」（以下「意見」）がこのほど発表された。北京市は「両区（国家サービス業開放拡大総合モデル区、中国（北京）自由貿易試験区）」建設という重要な好機をしっかりと掴み、国家金融管理センターの建設に寄与し、ウェルスマネジメント業界の規範的かつ健全な発展を促進し、国際競争力のあるグローバルウェルスマネジメントセンターの構築を目指す。

「意見」では、「6つの構築」と「20の主要任務」が提起されている。「6つの構築」とは、ウェルスマネジメント機関のシステムを整備し、ウェルスマネジメントの発展のための充実したエコシステムを作り上げること、ウェルスマネジメント商品・サービスを革新し、活気あるウェルスマネジメント市場を作り上げること、金融インフラの建設を強化し、マルチレベルの市場システムを構築すること、対外開放レベルを高め、双方向の金融開放システムを作り上げること、業界の発展環境を最適化し、世界トップクラスのビジネス環境を構築すること、北京副都心の質の高い発展を支え、グローバルウェルスマネジメントのための新たな拠点を構築することである。

「20の主要任務」は、コンプライアンスに準拠した質の高いウェルスマネジメント機関の発展促進、ウェルスマネジメントツールの充実、ウェルスマネジメント商品の革新、金融インフラの建設強化、北京証券取引所の発展への寄与、外資系機関の発展空間の拡大支援、開放革新試行の継続的深化、国内外市場の相互接続の促進、国際交流・協力の強化、北京副都心におけるウェルスマネジメント業界の影響力の向上を含む。

また、「意見」では、2023年までに、多くの質の高いウェルスマネジメント機関と人材を育成し、ウェルスマネジメント商品の種類を絶えず充実させ、ウェルスマネジメントサービス能力を絶えず最適化し、ウェルスマネジメントの発展水準を大幅に高め、2025年までに、ウェルスマネジメントに関する健全な法治制度、規範化され秩序立った市場、大きな国際的影響力を備えたグローバルウェルスマネジメントセンターをほぼ完成させることをうたっている。

（情報提供：人民網）