2020年末、北京は中国全土でファンドの持分譲渡の試行を先行的に実施し、制度革新によって資本の円滑な循環に拍車をかけ、科学技術イノベーションに寛容資本が寄与する道を模索した。

この1年間余り、試行事業の健全な運営が続いたことで、市場の生態系の大枠が構築された。今時点で、北京株権取引センターのファンド持分譲渡試行事業において、21件のファンド持分譲渡プロジェクトが完了され、取引額は34億元を超え、備蓄プロジェクトの規模は600億元以上に上った。また、ファンド持分譲渡試行事業において、12件のファンド持分への質権設定業務が完了し、15億元超の規模に達した。加速的な資本の流入によって、北京の国際科学技術イノベーションセンターの建設に絶えず原動力が注入されている。

北京が先行的に実施したファンドの持分譲渡の試行は、国家サービス業拡大開放総合モデル区第１期の実践例ベスト10に選出され、複製可能・普及可能なモデル革新と制度革新の初期の成果が形となった。また、ブロックチェーンを基盤技術として、市場化されたファンド間の持分譲渡取引に全プロセスのインフラ保障を提供する持分譲渡システムが、中国証券監督管理委員会の実施する資本市場金融技術革新試行事業に組み入れられた。

（情報提供：北京日報）