このほど、北京株式取引センター（北京四板市場）が企業を救済・支援するための8つの措置を発表した。中小零細企業がコロナ禍の影響に対処できるよう更に多くの金融資源を活用して支援を行う。

中小企業の上場加速。北京株式取引センターはプライベートエクイティファンドマネージャーと手を組み、新三板（全国中小企業株式譲渡システム）・北京証券取引所特別プライベートエクイティ投資ファンドを設立する予定である。このファンドは企業の資金ニーズに応えるとともに、企業の成長に寄り添う。同時に、企業に上場に関する行き届いたサービスを提供し、地域株式市場と全国証券市場の協力連携を強化し、多くの優良中小企業の上場を加速させる。

上場手数料の引き下げ、開示手続きの簡素化。「新八条」の発表に伴う市・区政府部門の政策支援により、北京四板市場への上場に向けた中小企業の仲介コストを更に削減し、上場速度を上げることが期待される。

大学生創業板の拡大・強化。「新八条」は、大学生創業板の「政府＋大学＋園区＋市場」サービスメカニズムの役割を十分に発揮させ、首都の大学卒業生の起業後の生存率と融資成功率を向上させることを提案している。また、北京株式取引センターは多くの大学生創業板向けインキュベーション・育成拠点と連携し、大学卒業生への起業指導・研修を行い、首都の大学卒業生の質の高い起業による持続可能な雇用の促進を目指す。

（情報提供：北京日報）