近日、「トヨタ燃料電池研究開発・生産プロジェクト」が経済開発区にて建設を開始した。このプロジェクトは、トヨタ自動車が海外で初めて設立した水素燃料電池のプロジェクトで、北京市が水素エネルギー分野で導入した最大規模の外資プロジェクトである。

このプロジェクトが完成すれば、燃料電池自動車の普及を促進し、経済開発区における水素エネルギー関連産業チェーンの発展を促進すると同時に、北京市が水素エネルギー産業においての影響力のある国際都市となることが期待されている。

北京経済開発区は首都の「高精尖（ハイレベル・精密・先端的）」産業の中心地として、現在4つの千億元規模の産業クラスターを構築している。中でもインテリジェントネットワークと新エネルギー自動車産業は、イノベーション資源と産業チェーンの集積で全国トップの優位性を形成し、自動車産業の質の高い発展に重要なサポートを提供している。近年、北京市は燃料電池自動車のモデル都市群の建設を推進し、水素エネルギー分野における特別な支援政策を発表することで、水素エネルギー産業の加速的な発展を支援している。北京経済開発区では、水素エネルギー産業を将来産業発展の重要な方向であると位置づけ、近日「水素エネルギー産業の質の高い発展の促進に関する若干の措置」を発表した。この「措置」では、革新的な生態環境建設に焦点を当て、産業クラスターを育成し、実証応用を促進する、水素エネルギー企業が経済開発区での集積・発展を全面的に支援する。

（情報提供：開放北京）