北京市は企業誘致の取り組みを積極的に強化している。北京市投資促進センター、北京市商務局及び香港貿易発展局はこのほど、香港で香港の多国籍企業向けの北京投資プロモーションイベントを共同で開催した。

イベントでは、北京の「両区」（国家サービス業開放拡大総合モデル区、中国（北京）自由貿易試験区）建設、グリーン金融などの優遇政策、及び西城区、大興区、通州区、経済技術開発区などの投資チャンスについて、関連当局が香港企業向けにプロモーションを展開した。これまでの訪問・交流と今回のプロモーションを通じて、現在10件余りのプロジェクトが最初段階の投資又は協力を行う意向で一致している。

イベントでは、北京から香港を訪問した投資促進商談交流団が第25回北京香港経済協力商談会の主な成果を紹介するとともに、北京の経済発展の現状と「五子（国際科学技術イノベーションの中心地、「両区」建設、デジタル経済、供給側構造改革及び北京・天津・河北の協同発展を指す）」が連動して新たな発展の枠組みに組み込み、北京と香港の協力領域が広いという2つの面から北京の投資環境、投資チャンス、北京と香港の重点協力分野を全面的に紹介した。香港貿易発展局も北京と香港の経済貿易協力の経験を重点的に共有した。その後、交流団は投資意向のある企業と「1対1」の商談・マッチングを実施した。イベントには香港関連商協会とその会員企業の責任者、HSBC、ドイツ銀行香港支店の責任者、香港の主要メディアの代表者ら約60人が参加した。

（情報提供：北京日報）