北京「高精尖」産業発展指数（高精尖：ハイレベル・精密・先端的）は2014年～2021年の間で2.66倍増となった。9月3日、初の「北京高精尖産業発展指数報告」は中国国際サービス貿易交易会の「未来産業の展望並びに専精特新企業の質の高い発展フォーラム」（専精特新：専門化・精密化・特徴化・新規性）で発表された。

同報告書では産業基盤、構造最適化、イノベーション主導型発展、効率向上、グリーン低炭素、開放と発展と言った6つの次元に基づいた総合指数を試算し、2014年以来市の高精尖産業の整備成果が反映されている。試算によると、北京フィンテック発展指数は7年間で84.93%増となり、産業基盤指数への寄与度が最も大きく、フィンテックの急成長に伴いハイテク企業の収益向上に確実に繋がった。

説明によると、高精尖産業は複雑な経済活動であり、深度ある専門知識を備えた大規模な人的ネットワークが必要である。北京市の経済複雑度は全国第一位とされており、経済複雑度が高いほど高精尖企業の発展に有利である。同市はまた、発展のモデル転換を重視しており、技術イノベーションによって全要素の生産性向上を牽引し、同市の高精尖経済構造の絶え間なきアップグレードを後押ししている。

（情報提供：北京日報）