ここ数年、北京CBDは世界一流のビジネスエリアを目指して積極的に整備を促進し、国際的競争力を全面的に向上させ、北京における対外開放の高地を構築することを掲げている。その主な取り組みのキーワードとして、改革、開放、サービスの3つが挙げられる。

改革によって発展を促進する理念を堅持し、内生的原動力を引き出す

計1500件以上の企業サービス事項を受理した。北京市・天津市・河北省のビジネス環境統合レベルの向上を促進し、全市唯一の北京市・天津市・河北省協同湾港サービスセンターを設立し、湾港サービスをCBDに導入し、300社以上の企業に関連サービスを提供した。地域法治協同サービスマトリックスを構築し、北京国際商事仲裁センターの整備を推進し、引き続き北京仲裁委員会、シンガポール国際仲裁センター、香港国際仲裁センターのCBDへの進出を促す。北京金融法院、朝陽法院、朝陽検察院とそれぞれ連携し、CBDに「渉外金融巡回裁判所」「法律普及ステーション」「検査官面会室」を設置した。

開放によって発展を促進する理念を堅持し、ハイレベルな対外開放の玄関口を築く

全市の「両区(国家サービス業開放拡大総合モデル区、中国(北京)自由貿易試験区)」重点パーク(クラスター)評価で総合得点1位を獲得した。国際交流の「友人の輪」を積極的に広げ、絶対的優位性によりグローバルビジネスエリア・イノベーション連合会の主席機関に選出された。多様化に対応した国際交流プラットフォームを構築し、CBDフォーラムを中心に「1+N」ブランド活動を展開し、国連開発計画などの国際機関と深く連携し、CBD多国籍企業会議や新たな質の生産力・ナイトトークなどを開催した。

サービスによって発展を推進する理念を堅持し、「北京サービス」という看板の影響力を向上させる

商業ビル向けのサービスに焦点を当て、CBDビルの品質別評価基準を策定し、全国の200近くのビルが同評価に参加し、中国におけるハイエンド商業ビルの品質を評価する総合的な模範となった。企業へのサービス提供に重点を置き、「1企業に1つのファイルと1人の専任管理者」を設けるサービスメカニズムを確立し、企業要望の「リスト化」を実現し、企業が抱える課題を計3000件以上解決した。人材へのサービス提供に重点を置き、CBDホワイトカラーステーション、デリバリー配達員ステーション、総公会(労働組合)従業員ホーム、人材レセプションホールを通じて、区域内にある5万社の企業と40万人のホワイトカラー労働者にサービスを提供し、計1400回以上のイベントを開催した。

去年、CBD機能区の納税額は約1300億元に上り、北京市のわずか0.5%の面積で納税総額の8.5%を作り出した。同機能区内には、全市の10%近くを占める22万5000社の経営主体が定着し、登録資本金の額は全市の20%近くを占める10兆元以上である。また、外資系機関は全市の3分の1を占める1万社以上、多国籍企業の地域本部は全市の半分を占める114社がある。

(情報提供:人民網)