トップページ 北京副都心 遺産
そびえ立つ古塔

明時代の通州八景の一つであり、京杭大運河の北端西岸、北京東門の通州城の北壁内に位置している。燃灯仏舎利塔という名を持つこの塔は、八角形十三層のハーフティンバー様式、密檐式の塔であり、北周時代に建てられ、高さは56メートルである。13層の塔本体の北西側には、200年以上永く強く生きてきた楡の木が立っており、まさに奇観である。

異国情緒漂う洋風ビル

通州には洋風ビルがいくつかあり、それぞれ潞河中学校、北京衛生職業学院、通州区第二中学校内などに保存されている。

潞河中学校にある衛氏楼(人民楼)、謝氏楼(紅楼)などは、いずれもハーフティンバー様式で、上部の西洋風の古城には中国風の城壁要素が加えられ、ユニークで趣がある。他の2校には、内室を備え機能が整った牧師楼がいくつもあり、いずれもエキゾチックな風情が漂う。

三廟一塔

通州の観光名所である三廟一塔は文廟、佑勝教寺、紫清宮、燃灯仏舎利塔を指しており、ここでは儒教、仏教、道教が隣り合いながらもそれぞれが独立し、「品」という漢字を形成しているようである。

長橋と川面に映る満月

明時代の通州八景の一つであり、通州区と朝陽区の境目にある通恵河に位置している。長橋とは明の正統11年(1446年)に建てられた永通橋のことであり、三つのアーチが連なる石橋で、両側の石欄の柱の上には丸彫りの雄獅子、そして欄干の端には麒麟が据えられ、頭を高く上げ、躍動感にあふれている。

そびえ立つ御製碑

通州の西、京通快速路の北側に位置する御製通州石道碑は、清の世宗によって書かれた後11年(1733年)に作られ、丸彫り、浮き彫り、線彫りを一体化させた芸術と筆跡の完璧な融合を表している。

功績を伝える営盤

通州旧城の南門の東に位置する、敷地面積2万4000平方メートルの営盤は、かつての馮玉祥軍の通州駐屯地であり、北京で最も保存状態の良い旧軍営である。

通州清真寺(モスク)

元代に創建し、長い歴史を持つ通州清真寺は、北京四大モスクの一つと称され、かつて清の康熙帝と乾隆帝が通州に行幸した際に訪れたモスクである。1959年に通州区文化財保護機関に指定され、1996年には北京市文化財保護機関に昇格した。