一、北京化工大学エネルギー科学実践国際サマースクール
本プログラムは、「新エネルギーと世界の持続可能な発展」をテーマに、北京化工大学の双一流(世界一流大学・一流学科)である「グリーン化学及び化学工業・材料」学科群とその強力な教授陣により、教育活動を実施しました。実施期間は2024年6月2日から7月1日までの30日間、2週間の実習とセミナーがあり、科学リテラシー、実践力、イノベーション能力の育成に重点が置かれました。
1、参加者の出身国
タイ、インドネシア、マレーシア他「一帯一路」共同建設国家。
2、提携大学
モンクット王ラカバン工科大学(タイ)、マラヤ大学(マレーシア)、モハメディアン大学(インドネシア)など。
3、専門・専攻分野
化学、生命工学、化学工学、環境工学、材料工学/エネルギー工学。
4、カリキュラム
本プログラムのカリキュラムは実習を重視し、講義、セミナー、実習、見学など様々な内容から構成されています。
実習は2週間で、主に化学とエネルギー関連の実験を中心とし、実習期間中は水素エネルギー、リチウム電池、燃料電池の設計、カーボンピークアウト・カーボンニュートラル、若者と世界の持続可能な開発の未来など、新エネルギーと持続可能な開発に関するトピックスをめぐってセミナーを行いました。
専門カリキュラムでは、新エネルギーの開発、設計、応用、持続可能な開発戦略に関するハイエンドの学術講座を中心に、エネルギー材料の新たなカーボンネガティブ戦略、高性能有機ケイ素エアロゲル、低炭素・グリーン製造技術、ブレイン・コンピューター・インターフェイス技術と人々の生活、持続可能な設計などの内容を取り上げました。
文化体験カリキュラムでは、中国文化入門、中国の発展沿革、中国の建築文化、漢字の魅力、太極拳などの講座を開きました。
見学先は、中国科学技術博物館、北京科学センター、北京化工大学国家重点実験室、故宮、北京胡同、天安門広場、前門、頤和園、万里の長城などが含まれます。
二、北京化工大学「化学+」国際科学技術イノベーションサマースクール
本プログラムは「基礎科目化学と新興科学技術分野の交錯」をテーマに、「化学+」シリーズのテーマ別研究実験を行いました。実施期間は2024年7月7日から2024年7月20日までの14日間で、学生たちがグループに分かれ、5〜6つの研究プロジェクトに取り組む内容でプロジェクトを設計し、中国と外国の青少年の学術交流を深め、チームワークの精神を高め、科学研究とイノベーション能力を向上させることを目的に実施されました。
1、参加者の出身国
アメリカ、ロシア、イタリア、ハンガリー、アイルランド、マレーシア、タイ、インドネシアなど。
2、提携大学
ニューヨーク州立大学(米国)、デトロイト·マ―シ―大学(米国)、カザン国立研究技術大学(ロシア)、ジェノヴァ大学(イタリア)、ミスコルク大学(ハンガリー)、ダブリン工科大学(アイルランド)、マラヤ大学(マレーシア)、キングモンクット工科大学(タイ)、ビナ・ヌサンタラ大学(インドネシア)など。
3、専門・専攻分野
化学、化学工学、材料工学、生物工学、コンピューターサイエンス、人工知能/エネルギー工学、情報工学。
4、カリキュラム
本プログラムは研究プロジェクトを中心に、講義、セミナー、実習、見学など様々な内容が含まれます。
研究プロジェクトはサマースクール全体を通して実施されました。学生を5~6グループに分け、1グループに1人の講師がつき、トータル指導を行いました。問題を発見し、仮説を立て、実験を計画し、検証して総括する科学研究能力を養いました。
専門カリキュラムはハイエンド学術講座を中心に、「化学+」シリーズをテーマとし、化学生物学、環境化学、資源化学、エネルギー化学、分子モデリング法などを含む、「化学+生物」、「化学+材料」、「化学+環境」、「化学+人工知能」などの学際分野がカバーされています。
文化講座は、漢字文化、中国都市の紹介、北京の建築の特徴、北京の城壁と城門、中国人の生活様式などの内容で構成され、文化体験では、漢服体験、中国書道、中国武術などで構成されました。
見学先は、頤和園、中国科学技術館、国家体育場(鳥の巣)、国家水泳センター(水立方/ウォーターキューブ)、清華サイエンスパーク、八達嶺長城などが含まれます。