12月21日、豊台区に位置する国際人材港の本格的な運営が開始された。豊台区政政務サービスセンター内に配置される「国際人材港」には、専用サービス窓口が設置され、各種人材のためにビザ・在留申請、外国人留学生向けのサービス、訪中外国人就労許可などを含む全方位的なサービスを提供する。また、国際人材港には「人材研修院」「人材レセプションホール」などの利用空間も設けられ、人材サービス、研究成果の需給マッチング、特設窓口によるサービス提供、人材エコシステムの展示、交流・面談など様々な機能の実現が可能となる。
「国際人材港」は「市―区―街道」の3段階の協働メカニズムを構築し、各種人材が従事するイノベーション事業や起業のためにフルサイクル・「ワンストップ」のサービスを提供するという。このほか、豊台区は「人材サービス専任担当」の業務メカニズムを構築し、人材世話役サービスチームを結成し、各種人材に政策面の支援、技能のアップグレード、政務関連サービス、文化・レジャーなど5種類計50項目の「ワンストップ」サービスを提供する。
イベント会場で、豊台区は「豊材十条」という人材政策を発表し、各段階において人材の活躍を妨げる障壁を撲滅するほか、人材の誘致を目的とする「伯楽賞」を設け、企業へのより多くの政策自主権の移譲を模索する。また、『豊台区による人材出入国サービスの最適化と人材高地の構築支援に向けた9つの措置』を公表し、出入国の「特設窓口での取扱」、「往来港澳通行証」の特急審査、「五つ星カード」(新バージョンの「中華人民共和国外国人永久居留身分証」の別称)の優先申請・受領など、中国人・外国人高度人材のためにより正確かつ効果的で質の高い出入国サービスを提供する。
最新のレポートにまとめられたデータによると、2017年に比べ、2023年の北京の人材総数は713万8000人から802万9000人に増加し、中国の各都市で第1位となった。同市の人材パフォーマンス能率も着実に高まり、経済成長に対する人材の寄与率は53.0%から58.1%に上昇し、人材ボーナスは人口ボーナスに代わって同市の質の高い発展を主導する主な原動力となりつつある。
(情報提供:中国共産党豊台区党委員会宣伝部)